case.6 ページ7
「じゃあ人殺してるって言うのかよ！？」
前に出てきたのは赤い髪の子。確かバクゴーくんを宥めてた男の子、切島くん。わー、見るからに善人。
「しょーがねーだろ。呪術規定に則ったらそれしかねーんだよ。そもそも人を呪うやつを生かしておいていいと思ってんのか？」
五条がピシャリと言い放つ。めっちゃ空気重たい……。息しづらい！！！助けて硝子！！！
「そ、れは……確かに人を呪うのはダメだけど！なら警察とか」
「正気か？」
五条の低い声が響いて、教室内は水を打ったように静かになる。
『……呪いなんて誰も信じない。だから証拠にもならない。だから呪詛師を裁けるのは私たち呪術師だけ。だって誰にも裁けないんだもん、もちろん呪詛師を殺した私たちも含めて』
呪術師の死は呪霊との戦いだけじゃない、呪詛師との戦いで死ぬこともある。
人を呪わば穴二つとはよく言ったものだ。だから呪詛師はろくな死に方はしないし、きっと私たちもろくな死に方はしない。天寿を全うするなんて、この世界に飛び込んだ瞬間に期待しなくなった。
呪いは呪いでしか祓えない。だからいくら人を守るためとはいえ、呪いを使うことを厭わない私たちのツケなんだろうって。
誰かが息を飲む音がした。
呪われてる、その言葉が現実味を帯びてきて恐怖心が生まれたのだろう。
『大丈夫だよ！派遣されたこの2人は自他ともに認める最強だから！2人がガチギレしたら校舎全壊間違いないよ、安心して！』
「できねーよ！よく言えたな！！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1218人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しお(プロフ) - パワー！！！！！！！！！！！ (2022年11月19日 7時) (
レス) @page26 id: fdfca7d6d9 (このIDを非表示/違反報告)
まみの木 - すごい好きです！←唐突な告白ゥ なんかもう夢主ちゃんが他二人に負けず劣らずな性格で、互いに信頼し合ってるところとかもう…神ですか？()あと更新頑張ってください！長文失礼しました (2022年10月2日 1時) (レス) @page15 id: e361e9a87e (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - ゆきさん» ありがとうございます！亀更新ですが頑張ります！！ (2022年9月20日 2時) (レス) id: e8088c70b5 (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - 421さん» ダヒャヒャ！！(訳:ありがとう) (2022年9月20日 2時) (レス) id: e8088c70b5 (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - 綴さん» ありがとうこざいます！亀更新ですが楽しみにしていただけると幸いです😭 (2022年9月20日 2時) (レス) id: e8088c70b5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あかね
| 作成日時：2022年2月24日 1時
