ローダンセの花言葉 (ページ35)

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34話ページ35

櫻井「めんどくさい人いるんじゃない？自分の息子と結婚させて企業提携を結ぼうとする人とか？」

なんでそんな内部事情知ってるんだろう。

松本「Aちゃん、誰かに彼氏役やってもらえば？」

か、彼氏役？

相葉「いいね。俺やりたい。」

二宮「俺も。」

貴方「あ、あの。ちょっと待ってください。ありがたいんですが、申し訳ないです。」

大野「いいんだよ。だって俺たちがやりたいんだもん。ね？」

櫻井「うんうん。家柄のことは気にしなくて大丈夫だよ。俺ら、一応全員御曹司だから。」

そうだったんだ。知らなかった。
あ、待って。
知ってるかも。

貴方「すみません。気が付きませんでした。」

松本「いいのいいの。いろいろ調べられるよりは全然いいよ。」

二宮「うんうん。ほかの子は結構調べてくるし、めんどくさいんだよね。」

確かにそれはめんどくさいかも。

相葉「誰にする？じゃんけんする？」

大野「Aちゃん、決めていーよ。」

え、どうしよう。

櫻井「どんな人がお披露目会に来るの？」

貴方「アパレル関係の方も結構いらっしゃいますけど、あとの方は結構いろいろな分野の方がいらっしゃいます。」

松本「あれ？待って。そういえば、うちの親の会社も参加するって言ってたかも。」

松本グループ？あ、確かにいらっしゃるって言ってたかも。
松本グループは、化粧品とか美容器具の会社をいくつか経営してるんだっけ。
営業部門がコラボしたいって言ってたっけ。

櫻井「俺の親の会社も。」

櫻井グループ？
航空会社だよね？
そうなんだ。知らなかった。
後で藤川さんに確認しておこう。

櫻井「じゃあ、俺と松潤はできないね。親いるし。」

確かに。

櫻井「相葉君のところは食品メーカー、ニノのところはゲーム会社、リーダーのところは銀行だけど、Aちゃん、誰がいい？」

んー。
問題が起きなさそうなのは、、、

貴方「相葉先輩か、二宮先輩にお願いしたいです。」

相葉「俺とニノ？なんで？」

貴方「銀行と関係があるということをアピールしてしまうといろいろ厄介ごとが多いんですよ。」

二宮「全然関係ない分野の俺らのほうがいいってこと？」

貴方「はい。」

んー。どうしよう。

相葉「ニノ、よろしく。」

二宮「え？やりたいんじゃなかったの？」

相葉「こういうのは機転が利くニノのほうが向いてると思う。なんかあったら、俺らも行くんだし、なんでも言ってよ。」

二宮「わかった。Aちゃん、俺でいいかな？」

貴方「はい。よろしくお願いします。」