ローダンセの花言葉 (ページ14)

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13話ページ14

ー放課後ー
＠生徒会室

ー松本sideー

相葉「みんなー作戦会議しよー。」

櫻井「みんな揃ったし始めよっか。あの後色々考えたんだけど、やっぱり証拠を押さえないことにはどうしようもないんだよね。」

証拠か。

相葉「下駄箱とかに何か入ってたらそれでもいいの？」

櫻井「いいけど、そんな低レベルなことするかな？」

二宮「すると思う。」

なんでそこまで言い切れるんだ？

櫻井「なんで言い切れるの？」

二宮「これ。」

手紙？

二宮「Aの下駄箱に入ってた。」

相葉「こんなにいっぱい？」

二宮「うん。今日、クラスの子に聞いたら、Aはすごく急いで帰ったみたいなんだ。だから、明日の朝見るように入れたってことだと思う。生徒会は最終下校を無視できる特権があるから、今日がチャンスだったんじゃない？」

なるほど。

大野「ニノ、それは俺にちょうだい。」

二宮「え？」

大野「いいから。かいちょー命令。」

二宮「わかった。」

もしかして、ニノが帰ってから落ち込まないようにかばってあげようとしてるのか？

櫻井「これだけじゃ弱いな。」

相葉「え？そうなの？」

櫻井「うん。入れたところを現行犯で見たわけじゃないし、いくらでも言い逃れできちゃう。」

じゃあ、どうすれば？

大野「そういえば、Aちゃん、今日どうしたんだろうね？急いで帰るって。」

確かに。

櫻井「仕事か何かかな？」

二宮「そうかも。そういえばさっきクラスの女子が言ってた。昼休みに屋上で難しい顔してパソコンいじってたって。」

そうなんだ。

松本「なんか大変そうだね。」

二宮「俺に一つ考えがあるんだけど。」

櫻井「何？」

二宮「Aの合唱祭の衣装のデザイン画、公表しない？」

どういうことだ？

二宮「俺、いじめる奴の気持ちはよくわからないけど、そういうやつって、自分と同じような奴がどうしてちやほやされるかわからないって思うんでしょ？だったら、Aの優秀さをアピールしたらいいんじゃないかと思って。」

櫻井「なるほどね。ありかも。明日、Aちゃんに話してみようか。」

大野「そうだね。」

ーあなたsideー
ー次の日の朝ー

んー。疲れた。
とりあえずこんなもんかな？

藤川「失礼いたします。」

あれ？

貴方「藤川さん？帰ったんじゃなかったんですか？」

藤川「社長が没頭していて時間を忘れていたら困りますので、戻ってきました。」

そういえば、時間気にしてなかったな。

貴方「気を遣わせてしまってすみません。今、何時ですか？」

藤川「7時です。」

え？7時？