気になる子 ページ4
黒尾side
研「どう?いい奴いる?」
『そうだねぇ…あの長身の奴は欲しいかな』
研「ふーん、そう」
『自分から聞いておいて興味なさげだね』
研「別に」
『あ、見ろ見ろ!!去年の研磨みたいな奴いる!』
研「めんどいんだよ」
『よくわかんねーわ、やっぱ。なんで折角自分のアピールチャンスなのに無駄にするかねぇ』
研「自分のアピールをどうこう以前にめんどいの」
『ククッ、やっぱ理解できねーわ』
研「しなくていいよ、別に…ホントだ、2人いる」
『だろ?…おっ!動き出したな』
研「仕方なくでしょ、あれは」
『そうだな』
2人無気力な奴のところに攻撃した奴がいた
が…
研「防御の固有魔法、か…」
『相手が悪いねぇ』
男の方が防御魔法を展開し、立ち上がり、女の方も何やら喋りながら立ち上がった
そして2人でしばらく話した後、女が苦笑し、杖を出した
『おやおや?もう1人の無気力さんの攻撃を見られるチャンスじゃない?』
研「クロ、うるさい」
『辛辣ダネ』
彼女は飛んだ
そして、そのまま攻撃を――――――
『…は?』
研「…」
勝負は一瞬だった
彼女が相手の防御を張る間もなしに攻撃して、終わった
何が不思議か
それは異様な攻撃の速さ
しかもあれは光とかではなかった
普通の一般攻撃魔法だった
固有魔法でもない
発動の速さに気を取られ、威力がお粗末になる事なんてなく、逆に威力は普通のよりも何十倍とあった
『…気になるな、あの子』
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作者名:ナノハナ | 作成日時:2024年2月3日 17時