赤葦さん ページ17
『って事で以上の4グループから来ました』←
赤「へー、そう」
赤「さっきの話を聞いた限りじゃ、まだ何処に入ろうとかは決まってないっぽけど」
『そうですね。まだ決まってないです』
赤「そう。今んとこで1番いいと思ってるグループとかはあったりするわけ?」
『う〜ん…そうですね……特にはないので、知り合いがいるグループかなぁとは思ってたりするんですけど…でも、できるだけいいグループに入りたいしなぁ…う〜ん…』
赤「…」
『…?』
静かだなと思って赤葦さんの方を向く
赤葦さんはずっと私を見ていたのか、私が赤葦さんの方を向くと目が合った
赤「…ウチにおいでよ。木兎さんはあんなんだけど意外と頼りになるし」←
『確かにそうだけど先輩にあんなんって…』←
赤「それに、俺も嬉しいし」
ん?
『え、まだ会って間もないですよね…』
それで嬉しいって…
赤「宙天はいい奴みたいだし、それに結構気になる」
『あ〜…?あぁ、……ん?』
一瞬スルーしそうになり、脳を一周した言葉が何度も頭の中を周り、すぐに理解ができなかった
…まぁ、あれだ
気になるって私の魔法についてだろうな
私、固有魔法まだ使ってないし
うん、きっとそうだ
そうに決まってる
自意識過剰は大変よろしくないよ
『固有魔法を使わないって、そんなに目立った行動でしたかね?』
赤「かなりね。あれは自分の力を制限なしに主張できた場面だ。そこで固有魔法を使わないっていうのは、ある意味悪目立ちする」
『ほぇ〜悪目立ち…』
赤「そう。やる気が無いだとか、固有魔法がポンコツなんだとかって思われる」
言い方キツ←
『まぁ、そうですよね』
赤「でも、宙天はだいぶ違った」
赤「固有魔法は何か知らないけど、一般攻撃魔法であれだけやったんだ…固有魔法なしでも十分自分が使える存在だと主張できていたさ」
『主張していたつもりはなかったんですけどね』
『あ、着きましたね』
in食堂
木「赤葦と千星、遅いぞ〜!!俺はもう食ってるぞ!!」
赤「あなたはさっき走っていったからでしょ」
黒「なになに、2人きりでどんなお話したのかな〜?赤葦クン?」
赤「大したことは話してないですよ…宙天に聞いてください」←
『私を巻き込まないでいただきたかったです』←
赤「疲れるから…ごめん」←
『はぁ…めんどいなぁ』←
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作者名:ナノハナ | 作成日時:2024年2月3日 17時