梟谷とエンカウント〜 ページ15
?「なぁ、さっきの魔法ってなんだ?」
私は出入り口への歩みを一旦止めて、人影の方を見る
うわぁ、マジで何も見えねぇ←
?「木兎さん。初対面に名乗らず失礼ですよ」
?「うぅお!!そっか!俺、木兎光太郎!!梟谷グループのリーダーだ!」
…?梟谷?
勧誘きたとこじゃん
てか、マジか
この人格がリーダーって…世紀末じゃない?←
『ご丁寧にどうも。…宙天千星です』
木「おう!知ってる!」←
『でしょうね』←
あなたの所から勧誘きたんですよ
あなたが知らなかったら私は一体どこの梟谷と間違えているんでしょうね?←
木「で!お前がやった魔法!なんだ?」
『さっきの魔法は展開魔法の1つです。展開された魔法陣の範囲内で最近使われた魔法の種類が分かるというものです。世の中的には、警察の方々が犯罪者を追う時によく使われているやつですかね』
木「ほぅぇえ〜そんな魔法俺知らなかったぞ!」
『まぁ、基本習いませんし使いませんから』
木「じゃあなんでお前は知ってんだ?」
『魔法が好きなので。こんなどうでもいいような魔法を沢山習得してます』
木「ふぅん?で?なんでさっきそこでその展開魔法したんだ?」
『私、梟谷以外からもかなりの数の勧誘がきていて、今回の合同練習を見てどこに入るか決めようかと考えていたんです。で、あの魔法でどのグループがどんな魔法を使えるのか、見ていただけではわかんない所も知ろうかと』
木「ほぉえ〜。で?どこに入るか決めたのか?」
『いえ…能力的にここが自分に合うって場所はなかったんで』
木「え〜!じゃあ梟谷来いよ!絶対楽しいからさっ!!」
『…いや、午後の戦闘も見て考えようかと…』
木「そっかぁ、」
いや、そんなあからさまにしょんぼりされても…
…なんかこの人との会話めっちゃ疲れるのなんなん?
?「あれあれあれぇ〜?千星ちゃんじゃない〜」
あぁ、めんどくさいな←
『…どうも、黒尾さん』
黒「やあやあどうもどうも。で、ぼっくんどしたの」
?「いえ、宙天と話せて嬉しいそうです」←
『いや、嬉しんでいるようには見えないですけど』←
黒「ぼっくんどしたのさ〜」
木「千星、梟谷に入らないんだって…」←
黒「え!マジ!千星ちゃん、どこに入るか決めたの⁉え!ウチに来るって⁈キャー黒尾さんうれしー!」←
『いえ、まだ決めてないです。黒尾さん、勝手な妄想はやめて下さい。心底気色が悪いです』←
黒「毒舌ダネ」
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ナノハナ | 作成日時:2024年2月3日 17時