ハッキング2 ページ3
彩人side
相「「乙女の瞳」ねぇ…どう?A」
主「……外れ。パンドラじゃない」
ちぇっ、つまんね。これじゃ雨の中盗み出した意味が無えじゃんか。
主「まー、そう簡単には出ないでしょ。第一簡単に手に入るならもうキッドが壊してる」
Aは現実的だなぁ…やっぱりお父様のことがあったからかな。
主「彩人、父さんのことは関係無いよ。俺はただパンドラとあの組織をぶっ潰したいだけ」
声に出てたのか。ヤベ、注意しとこ。
相「そっか。じゃあオレは全力で手伝うわ!」
もし、あの組織を潰せたら…その時は普通の生活を送りたい。Aの為にも、オレの為にも。
……そんな日は、本当に来るのかな?もし来なかったら…なんて。今日は雨だからかな?妙にネガティブになっちゃうや。
主「彩人、帰ろ」
相「おー。…あのさ、A。もし、組織とかから解放されたら…Aはどうする?」
主「………彩人と普通に暮らしたい」
デレた!あのAが!!良いことあったわ。ありがとう、A。
主「帰らないなら置いてくよ?」
相「ちょっ、待てって!」
でも、マジで置いて逝くなよ?オレ一人になっちゃうじゃん。
さて、一夜明けて朝。オレ達は普通に学校に行く。のだが、そんな朝からいきなり仕事。
ベルモットからの電話だ。切り替え切り替えっと。
相「もしもし?何ですか?こんな朝から」
べ『ハァイ、アンジェロ。実は貴方達二人に頼みがあるの』
相「頼み?ってかスティンガーもですか?」
ベルモットが“貴方達”って言うときは大概スティンガーもセットだ。まだ寝てるけど、後で伝えればいっか。
べ『コロンボで働きつつ、毛利小五郎を探って頂戴』
バイト!?…じゃなくて、毛利小五郎を探る!?オレもスティンガーもしそういう担当じゃないんですけど!!
相「ちょっと待っ…」
主「もしもし、ベルモット?今の話、詳しく聞かせて」
A!今ので起きたのか…にしても、寝起きであれだけの対応ができるとか。Aも俳優できんじゃね?
べ『既にバーボンが行ってるけど、念のためね。殺したりはしないで、あくまで探るだけよ』
主「…了解。」
…電話終わったみたい。途中までしか聞いてないけど、スティンガーが了承したってことは大丈夫なのか…?
なんか、すげぇやな予感……
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Ray(プロフ) - オチは、ベルモットがいいです (2020年8月5日 22時) (レス) id: 3f08d45607 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:姫椿 | 作成日時:2019年9月16日 16時