ボクの為 (ページ3)

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高身長は敵である2 ページ3

「ん、白樹Aね、ちょっと待ってて」

そう言うと
高身長男は人混みの中に消えていった

な、何なんだあいつ…
背高すぎるだろ…
ま、まぁ、ボクもその内あんなふうに高くなるしっ
というか、あいつ180は絶対あるよね…
顔もイケメンだったし、モテるんだろうな…

いいなぁ、ボクなんて、髪いじられたり着せ替え人形にされたりするだけで女子にモテるとは言えないし…
何がいけないんだろうか
身長か…

あぁ、戻って来たみたいだ、ご苦労だったな
とりあえず礼の一言でも言ってあげようではないか

…いざ目の前にすると少し怖い…
それに、首が痛い
屈め、縮め、高身長めっ!

「ごめんちょっと混んでた」

『あ、当たり前だろう、こんなに人が、居るん、だから、な』

やっぱり徐々に小さくなる声
Aにとっては自分の身長より30cm以上あるであろう身長の彼を見上げる事はとても辛い…肉体的にも精神的にも

「えっと、クラスは1－Aで、俺と一緒だった」

ニコッと爽やかに答えるこいつはとてもイケメンだった

「良ければこれからよろしく白樹」

…突然だな、おい