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頭から少し出血していた為、
私は恭介に包帯も巻いてもらっていた。
「それにしても、さっきの恭介は凄かったね!
鬼の頸を斬っちゃうなんて!」
「最終選別に参加してるんだ。当たり前だろ」
「そうなの?
……あ、あとあれ!“炎の呼吸”ってやつ?
あれかっこいいね!自分で考えたの?」
「おいおい、炎の呼吸は五大流派の一つだろ」
「五大、流派?」
そう私が首を傾げると、恭介の手が止まった
「五大流派って全集中の呼吸のだよ!」
「ぜ、全集中?」
「マジかお前、全集中の呼吸知らねえで
最終選別きたのか!?」
「う、うん」
そう言うと、
恭介は深くため息をついて頭を抱えた
「お前、よく今まで生きてたな。すげえよ」
「え?あ、ありがとう」
「てかよ、お前の育手は何にも言わなかったのか?」
「そ、育手?……師匠なら居るけど」
何故か怒り気味でそう問いただされたので
“まあ、なんも教わってないけど
師匠だからいっか”
と思いそう言った。
「まあ、そう。師匠だよ!師匠!!
呼吸法を教えないで最終選別に行かせるなんて
殺すようなもんだぜ!」
「だってお師匠が!
選別に合格したら弟子にしてやるって!」
「いやそれまだ師匠じゃねえだろ!」
「ご、合格して弟子になるからいいの!」
なんだか、この下りにデジャヴを感じる。
…嗚呼あの人だ。えっと、えーっと。宇髄さん!!
「てゆうかさ、その“全集中の呼吸”ってなんなの?」
私がそう言うと、恭介は詳しく説明してくれた。
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ひより(プロフ) - ヒナさん» うわわ!本当だ!恥ずかしい……ありがとうございます!笑笑 (2020年8月9日 15時) (レス) id: 9289657a5e (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ - 最終選別が最終選抜になってますよ笑 (2020年8月9日 14時) (レス) id: 34797771fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひなこさん | 作成日時:2020年8月9日 0時