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“七日間生き延びる事ができた”
とはいったものの、本当に命をつなげたという意味で
最初の場所に帰ってきた時の私ときたら
もう、虫の息だった。
八日目の朝日を見た瞬間、
涙が出てきそうになったのだが
「A!!やったぜ生きてた!!」
恭介に後ろから肩を組まれ、涙も引っ込んだ
「恭介っ…」
でもやっぱり、恭介の無事な顔を見たら涙が出てきて
思わず泣いてしまった
「なに泣いてんだよ!A」
「だって、だって!!」
恭介は困った顔をしながら笑い、
私の涙を拭いてくれた。
涙で見えなかったが、
恭介も泣いていた気がした
「お帰りなさいませ。
おめでとうございます。ご無事でなによりです」
声は矢張り、出発の時にいた女性だった
「あ、あの!」
「なんでしょうか」
私が挙手をすると、女性は応えてくれた
「私は、合格したんですよね!」
「はい」
「鬼殺隊に入隊できるんですよね!」
「はい」
生き延びられた。恭介とも再会できた。
後は一つだけ。
“見事入隊すれば、私は君を認めよう”
師匠に、弟子入りできるかどうか
「よ、よかったぁ……」
私は心から、心から安堵した。
…そのせいだろうか
「…A?おいAしっかりしろ!」
緊張の糸がプツンと切れ、同時に私は意識を失った。
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ひより(プロフ) - ヒナさん» うわわ!本当だ!恥ずかしい……ありがとうございます!笑笑 (2020年8月9日 15時) (レス) id: 9289657a5e (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ - 最終選別が最終選抜になってますよ笑 (2020年8月9日 14時) (レス) id: 34797771fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひなこさん | 作成日時:2020年8月9日 0時