選別終了 ページ14
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私はハッと目を覚ました。
急いで起き上がろうとしたが矢張り全身が痛くて
思う様に起き上がれず、仰向けになる。
どれくらい寝ていたのだろう。空はいい天気だ。
寝ている間、鬼が来なくて本当によかった。
その間に襲われていたら一巻の終わりだ。
「ん…、これって、藤の花びら?」
嗚呼そうか、ここは風向きとかの関係で
藤の花びらが多く貯まる場所なんだ
確か鬼は藤の花が嫌いなんだよね。
「つくづく運がいいなあ、私」
もう一休みくらいしよう。
そう思って、私は目を閉じた。
再び目を開けたら日が沈む直前だった。
体はある程度動く様になった。
私は急いで崖を登る。
「日が沈む前に起きてよかったあ」
隣に恭介はいない。
でも以前の様な恐怖心はなかった。
一度でも全集中の呼吸を使えた
ということもあるけれど、
なにより
“次会う時は一週間後だ!”
この言葉が私に前へと進む勇気をくれた
「恭介。私、頑張ってみるよ」
そうして、私は無事七日間生き延びることができた。
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ひより(プロフ) - ヒナさん» うわわ!本当だ!恥ずかしい……ありがとうございます!笑笑 (2020年8月9日 15時) (レス) id: 9289657a5e (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ - 最終選別が最終選抜になってますよ笑 (2020年8月9日 14時) (レス) id: 34797771fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひなこさん | 作成日時:2020年8月9日 0時