【東京喰種】マスク職人の弟子さん、宮城に出張します【ハイキュー!!】

久々 ページ8

あいつが
　宮城に来るって聞いたとき
正直嬉しかった


だから､あんな早くに起きて
　あいつの店に足を運んだ


会うのは久しぶりだ
　メールのやり取りは有ったがな


店の前に立ち
　外装を見る


アイツらしかった
　派手かと思ったら
そうでもない繊細なものだった


少し薄く笑って
　店の中に入る



「久しぶりだな
　 よう､元気だったか？」



そう聞くと
　あいつは目をこちらに向けた



「岩泉…!」


「こっちに来るって
　 言ってたからよ
　寄ったんだわ」


「そうなんだぁ」



顔を凄い綻ばせて
　ふにゃっとした笑顔を見せた


可愛いと言うより
　ああ、これだなって
しっくり来た


あいつの無表情な顔から
　想像できないよいな
ふにゃっとした笑顔が見れて


やっぱこいつはこいつだな
　って思った


あぁ、そういえば




「んで､来るんだろ？高校」


「うん､青葉城西だよね…
　 近いし､多分そこにいく」


「おう」



来るのか…
　こいつの頭なら心配ないな



「それで、店のことも
　 安定したら行けるはず…」


「…ん、頑張れよ」


「岩泉も
　 部活…朝練あるんでしょう？
　がんばれ」


「おう」


「んじゃ、またな」



手をひらひらさせて
　店を出た


少し歩いたとこで
　及川と合流した



「…よう」


「おっはよー岩ちゃん」


「朝からうるせぇな」


「ひどっ
　 あっ、そうだ」



何かを思い出したように
　真剣な顔をした



「なんだ」


「東京のさ
　 喰種が地方に逃げたらしいよ
　気をつけないとね」


「へー
　 こんな田舎来るとも思えないがな」


「岩ちゃんつめたいなぁー」



まぁ、そうだよねー
　っつってついてきた


喰種なんて
　俺らには無縁すぎんもんだ

噂話→←開店

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す