【東京喰種】マスク職人の弟子さん、宮城に出張します【ハイキュー!!】

性別 ページ23

鈴屋君がお風呂へ行ってから気づいた


服渡してないや…
　一応用意したのに


とりあえず
　脱衣所に置いてこよう


そう思い
　脱衣所に向かった



「鈴屋君？
　 服､ここに置いとく…」


「あーりがとうございまーす」



その声がした瞬間だった


ガラッと音がして
　鈴屋君が出てきた



「ちょっ、鈴屋君…
　 はやっ……っ」



急いで出ようとしたら
　鈴屋君に腕を捕まれ押し倒されていた



「捕まえたー」


「…何してるの…」



ひょろっとした体からは
　想像できないような力で
ほどこうとしてもピクともしない



「うーん…」


「…」



何か考えてるけど
　今は鈴屋君を見ないように目をつぶってるから
何をしてるかわからない


…


…


どのくらい経ったのか…
　いっこうに何もしてこない



「…？」



ゆっくりと顔をあげると
　ドアップで鈴屋君の顔がそこにあった



「わっ…何？」


「うーん」


「？…どうかした？」


「反応が薄いですねぇー」



いや、すごく驚いてるけど…
と、とりあえず



「ちょっとごめん
　 私も限界」



そういって
　ありったけの力で鈴屋君の腕を押しのける


案外簡単に外れたけど



「A力が強いですねー」


「あっ、ごめん
　 痛かった…？」


「だいじょうぶでーす」



ひらひらと
　手を振ってアピールしてきた



「それじゃ出る」



今度は有無を言わさず
　すぐ出てきた

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