気まぐれごちゃまぜアニメ短編集。3冊目 (ページ10)

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【セクメン】幼馴染やめました【童灯卓巳】　朱乃さんリクページ10

恋乃 A ―Renno―

私立中蛇高等学校１年生

１７０㎝の長身美人

卓巳の幼馴染
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童灯side

今、この家にねーちゃん達はいない

そんでもって、Aが泊りに来てる

つまり、この家には俺とAしかいない

今は夜

Aは風呂に入ってる

俺がいつも入ってる、風呂に

ドクドクと心臓が音を立てて俺を責め立てる

変な気ぃ起こすんじゃねぇぞ、俺

タンクトップをぎゅっと握りしめ、もう一人の俺(本能)へと呼びかける

ぶちぶちと嫌な音がしてどんどん壊れていく俺の細い糸(理性)

落ち着け、落ち着け

コップ一杯の水をグイッと仰ぎ

口の中でぐるぐると動かせる

『卓巳、お風呂あがったよ』
「ぶふっっ！！」

突然後ろから声がかかり、驚いた俺は水を盛大に吹き出した

『え、えッ？！大丈夫！？』
「だい、げほっ、だいじょ――――」

振り向いてAを安堵させようと思ったのだが

俺はあんぐりと口を開けたままAを凝視した

『何？』
「ナニって、お前・・・」

風呂上りで火照った頬、身体

下着が見えるか見えないかのギリギリの所を隠す、大きめの俺のTシャツ

多分、下着以外何も履いてない

ぷっつん

「俺だって、男だ」

俺より細く白い手首をつかみドアへと押しやる

背中を勢いよくぶつけたことにより少し顔を歪めたA

目線を合わせて口があと少しで触れるか触れないかという所まで顔を近づける

「嫌なら、殴れ」
『いやじゃ、ない』

その言葉を合図にAとの距離は０㎝になった

お互いがお互いを求めうように舌を絡み合わせる

Aはぐっと背伸びをして俺の首へと腕を回す

俺はAを抱き上げるとベットまで移動し

ゆっくりと下す

キスをやめると、俺とAを細い銀の糸がつなぐ

「好きだ、A」
『私もだよ』

視線を合わせるとどちらともなく重なった唇

たった今、幼馴染やめました

end

リクエスト有難うございました～！遅くなってすみません！！