気まぐれごちゃまぜアニメ短編集。3冊目 (ページ46)

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【ナンバカ】人権ってご存知ですか【黒バス】　ミリイ(灰崎信者)さんリクページ46

A

南波刑務所第13舎13房囚人番号№1

巻き込まれ体質の苦労人。
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貴女side

「っしゃ！！来たぜフォーカード！！」

ウノは勝ちを確信した顔で畳の上にカードを叩きつけた。フォーカード。ポーカーにおいて3番目に強いとされる役である。偶然を装ってはいるが、恐らく(否、十中八九)如何様だろう。フォーカードでも最も強いとされるエースのフォーカードなんて早々出るものではない。さて、ショーゴはどうするのだろうか。というか腰に腕をまわしてるのをやめてくれショーゴ。

「おやぁ～？もしかして怖気付いちゃったか？無理しなくてもいいんだぜショーゴ。」
「ッハ！誰が手前如きに怖気付くってんだよ！！俺を嗤わせたければもっとマシなジョークを言うもんだぜ！」

お得意の軽口を叩き、ショーゴが叩きつけたカードは、スペードのストレートフラッシュ。勿論、これも如何様だろう。ポーカーはショーゴの勝ち。これでお互い２勝２敗１引き分け。ギャンブル好きのウノをここまでしてやるのはショーゴかハジメぐらいのものだ。

「なっ！！テメェイカサマしやがったな！！」
「ハッ。そりゃ手前も同じだろうがよ！大体騙される方が間抜けなんだよ！」
「はっはーん。さてはさっき俺に負けたこと根に持ってんなァ？」
「んだ………ハッ、まさか。手前じゃあるまいし。おーおー、負け犬の遠吠えってのはこええもんだな！！」
「んだとゴラァ！！！やんのか手前！！」
「上等だよクソが！！」

胸倉をつかみあいお互いににらみ合うウノとショーゴ。ジューゴは今例の如く刑期のばす為に脱獄中だし、ニコもそれにくっついちゃったし。ロックはハジメに軽くあしらわれて伸びてるし…。今二人を止めるのは私しかいないのか…。

『二人とも、』
「じゃあ花札で決着つけようじゃねぇか！！」
「良いぜ？そして勝った方には今日一日Aを自由にする権利が与えられる。」
『えっ、ん？？』
「その言葉後悔すんなよ？」
「ハッ、誰に物言ってんだよ。手前なんざ一ひねりしてやる。」
『えっ、ちょ、』
「A、俺頑張るから見ててくれよな。」
「俺が勝ったら楽しい事シような？A。」

お前ら人権ってご存知ですか…。そんな反論すらする事出来ず、私は二人の戦いを見守るのであった。

end

遅くなって大変申し訳ありません！！
あんまり取り合いみたいに書けませんでしたが…ご期待に沿えれば幸いです！！