気まぐれごちゃまぜアニメ短編集。3冊目 (ページ27)

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【ヒロアカ】きらきら【轟焦凍】　黒猫さんリクページ27

神喰 A ―Kamiziki―

雄英高校１－A

身長１５７cm

個性【悪食】

鉄でも炎でも、彼女は食べた物を操る事が出来るぞ！！

食べた物が炎の場合・轟のように炎を纏わせ操れるようになるぞ！！

食べた物が鉄の場合・身体を鉄にさせたり、身体から鉄の武器を出せたりするぞ！！
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轟side

『すまんねー』

荒い呼吸を繰り返しながら、申し訳なさそうに眉根を下げた

Aの個性は強力だ

が、しかし食べ過ぎると内臓の機能が可笑しくなったり正常じゃなくなったりするように

Aにもキャパがある

何かを食って、それを操るのはかなりの体力が要る

昨日の体育際でで多種多量、物を食い操ったため弱ってしまったのだ

そんな状態でウイルスにつけこまれ、風邪をひいてしまったという訳だ

『しょーとは学校行かないとー・・・』
「親御さんはいねえんだから、弱ったお前を放っておけるわけないだろう」
『悪いねー・・・』
「気にすんな、お前はもう少し俺に頼れ」

右手に冷気を纏わせ、Aの額の上に乗せた

熱は高いようでじわりと俺に伝わってくる

『きもちー・・・』
「そうか」

やはりお母さんの個性は

そう考えた瞬間、俺の思考でも読み取ったように話し出した

『でもねぇー・・・私は焦凍の炎も好きだよ』

熱に浮かされ何処か遠くをぼんやりと見つめていた

「は」

一瞬何を言っているのか分かりなくて、一拍おいてから間抜けた声が零れ落ちた

此奴は俺がクソ親父が嫌いな事を知っている

その上で言ったというのか

『氷もキラキラしてて、ステンドグラスみたいで綺麗だから好き』

『炎はゆらゆら揺れるたびにきらきら光るの、夕焼けみたいで好き』

綺麗で、好き

俺にはその言葉がとても衝撃的で、嬉しくて

『確かに、焦凍の左の個性はお父さんから受け継いだ物だよ』

『でも、炎司さんが灯す炎とちがって、焦凍のは人を包み込むきれいで優しい炎』

俺の左手を弱い力できゅっと握り、笑った

『だからね、嫌いにならないであげて』

泣きそうな声が、笑みが、母さんとダブった

「・・・・ああ」

『しょーと、泣いてるの？』

「・・・るせえ」

お前の方が眩しくて、見れねえよ

end

遅くなってすみません！！！リクエスト有難うございました！！！
もう書いてて夢主天使じゃねーかとか思った令でした！！！