バーサーカーパイセン【呪術廻戦】 ページ1
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「スペシャルゲストは2年のAちゃんでーす。イエーイ!」
『………。』
先生が連れてきたのは異様に目に生気のない、美人な女の人だった。先生はバックでも持つみたいに先輩を小脇に抱えている。抵抗できないように腕が縄で拘束されてる上に、口に布をかまされている。さながら、というか誘拐だ。お巡りさんこちらです案件では?
〜遡ること数十分前〜
「悠仁!今日はスペシャルゲストを用意したよ!」
いつにもましてやたらヘラヘラしててテンションの高い先生が、部屋に現れた。呪骸に呪力を流しながら映画を見て、五条先生と戦って。そんな日々が続いているが今日は少し違うみたいだ。用意したという言い方にひっかかるところがあるが、突っ込まない。だって五条先生だし。
「スペシャルゲスト?」
「そ。悠仁はまだ僕に一撃でも加えられてないし動きに無駄が多いし。僕も暇じゃないから特別講師を付けることにしたよ。」
「先生、オブラートって知ってる?」
ぐうの音も出ない正論だがそんなずけずけといわなくたって…。それならいっそのこと雑魚だと言い切ってくれ。いや五条先生の基準で言われたらもう何も言えないけど。というかスペシャルゲストとか言ったが誰か人が来る気配はまるでない。
「つかスペゲスさんは?」
「ちょっと待っててね、連れてくるから。」
連れてくるって、これもしや何も知らされてないパターンでは?困惑しかしてない俺一人を残して五条先生はどっかに消えてった。
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そして現在に至る。一瞬で帰ってくると思いきや五条先生は中々帰ってこず、映画でも見ようかなとポテチとコーラを用意していたところである。
「先生、アウトでは?」
「ん?何が?」
そうだった。この人に常識とか倫理観というものを期待してはいけないんだった…。小脇に抱えられた先輩は一切の抵抗を見せない。もしやこれ先生の気分とノリで拘束されて連れてこられたのでは…?
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的な。
他の2年生より一足先に虎杖くん及び宿儺と合う。体術の訓練に付き合い、手合わせとかする。一緒に任務行ったりする。虎杖くん的には仲良くなる。
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