【テニプリ】ちょっと耳鼻科行ってきます。

耳鼻科、００３ ページ4

貴女side


「どういうことかな？海月さん、やましい事がないんなら答えられるよね？」
「マジ、なんなの？喧嘩売ってんの？」
「跡部様とどういう関係なの？」

可愛らしいお顔にビキリと青筋を立て矢継ぎ早に質問してくる跡部ガールズ

『あばばばばばばばすみません私なんかが口をきいてしまってほんとにすいませんそうですよね私とかもう微生物以下ですよね二酸化炭素排出機ですよねほんとすいません私ごときブスが出しゃばってしまい大変申し訳ありませんほんとすみませんちょっと土に埋まってきますすいません誰かシャベルを』
「わ、解ってんならいいのよ！！」
「そ、そう！！肝に銘じておいてよね！！」

床さんとこんにちは(※約・土下座)しながら、贖罪していると

彼女達は若干というかガチでドン引きしたような顔をしてあっさりと引き下がった

・・・別に傷ついてなんてないです

私の豆腐メンタルが一瞬にして豆乳になった事以外問題ないです

液状化現象です(違う)


立ち上がっては見るが何故か足が震える

生まれたての小鹿ですか私は

己に喝を入れ、幸い放課後だったため荷物を持って教室を出ることにした

廊下に出ても憐憫と鋭い視線は私を追いかけてきた


気が付いたら地面を蹴り走り出していたのは言うまでもない


・

・

・


「大丈夫？海月さん」
『・・・・』
「海月さんッッ！！」
『え、えあ、あ、先輩』
「ごめんなさいね、大きな声を出すなんてはしたない真似してしまって」
『あ、いえ、あの、私に何か・・・？』
「いえ、生気を失った虚ろな目で高速で電卓を叩いていらしたから何事かと思いましたの」
『見苦しい所をお見せいたしました・・・』

何ですかそこ怖すぎじゃないですか

机に視線を落とすとすでに計算され記録されてある書類の山が

え、これ私がやったんですか

生徒会室に５分前ほどに逃げ込んできて書類整理して現実逃避してたんですか私

死んだ魚の目で高速で書類整理・・・自分が怖いです・・・

「跡部会長の件ですわね？」
『どどどどどどどどどうしてそれををををををを』
「動揺しすぎですわ、跡部会長が愉しげにお話してくださいました」

何してるんでしょう、跡部先輩

「良ければ私が相談に乗りますわよ？」
『有難うございます、花京院先輩』

ふわりと笑うと先輩の綺麗な黒髪がゆれた


続く

オリキャラ

花京院花恋 ―Kakyoin Karen―

生徒会副会長３年

頼れる美人なおねー様

彼女も勿論腐ってます。はい。

一人称はわたくし

耳鼻科、００４→←耳鼻科、００２

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す