気まぐれごちゃまぜアニメ短編集

【ナンバカ】不器用愛情表現【双六一】　パピコさんリク ページ41

設定

獅子戸 A ーsisidoー

女 ２６歳

１３舎看守

身長・１７５

怪力

超絶男前

男女問わずモテる(特に男)

あだ名が姐さん
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
星太郎side


「やんのかゴラァ！！！」
『上等だボゲェ！！』

「あぁ・・・また始まった」
「はっはっはっ、もはや恒例だな」

毎日恒例のこの行事(？)

主任とAさんの喧嘩

この二人は付き合っているのだが

いつも喧嘩している

１１番君によると

主任とAさんはケンカップルだそうだ


「恋人同士なんだからもっと仲良くすればいいのに・・・」
「不器用だから仕方ないさ」
「不器用？」
「あぁ、不器用なりの愛情表現なんだよ」


『クソゴリラァ！！』
「うっせえ怪力女！！！！」
『爆発しろハゲ！！！』
「んだとゴラァ！！！」

まるで子供だ・・・

確かに不器用だな・・・

「し、失礼します！双六主任！看守長がおよびです！！」
「チッ・・・今行く！」

苛立たしげな態度で主任は出ていく


「大丈夫ですか？」
『・・・』

男勝りで

怪力で

超絶男前なAさん

ハジメさんと喧嘩して

ハジメさんがいなくなったらいつもこう

そういうところはやっぱり女の子なんだなぁ

と、しみじみ思う

『私、絶対ハジメに嫌われてる。看守長にとられちゃう・・・』
「泣かないでください。大丈夫ですよ」
『でも・・・』


バンッ

と乱暴にドアが開き

仏頂面のハジメさんが帰ってきた

そしてAさんを担ぎあげると

何処かに行ってしまった



ハジメside


「何泣いてんだ怪力女」

またやってしまった・・・

口からついつい出てしまう悪口


とりあえず、資料室に入り

鍵をしめ

此奴を下ろした


「俺が嫌いか」
『嫌い・・・じゃない・・・好き、大好き』
「・・・・」
『嫌い・・・ならないで』

潤んだ瞳で

俺を見上げるA


やめろ、そんな顔すんな


歯止めがきかなくなる


ちゅ


角度を変えてキスをするたび

色っぽい声をだしてくる

本能にストップをかけ

取り合えず、息をつく

「俺が悪いが、頼むから俺以外の男の前で泣くな」

「嫉妬しちまうだろ・・・」

『・・・うん』


男勝りで怪力

俺より男前な時だってある

そんな一面も好きだが


此奴の泣き顔が好きで好きでたまらない


だから悪態をつく

悪口を言う

俺の不器用な愛情表現


end

リクエストありがとうございました！

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