気まぐれごちゃまぜアニメ短編集

【銀魂】目なんていらない【土方十四郎】　レイナさんリク ページ36

設定

A

女 ２３歳

春雨第六師団団長

身長・１７０

特徴・色気ふりまいてる美人な姉さん
　 ・真紅の目
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貴女side



『あんさんも馬鹿やな、鬼の副長さん？』

自嘲気味に出た言葉に

返答はない



吉原にある

空き部屋の一室

真選組の【鬼の副長】こと土方十四郎と

春雨の【紅アゲハ】こと春雨第六師団団長であり

夜兎であるA


異様な組み合わせの二人が

向かい合い座っていた

「そりゃあお互い様だ」
『せやな』


土方とAは

俗に言う“恋人同士”


二人が同じ立場の人間であれば

誰もが祝福することだろ


だが、二人の立場は“敵同士”


だから、人目を忍び

こうしてあっている


『まぁ、うちもなんでこないな男、好いてしもたんやろか』
「知るか、こんな男って言うな」
『おや、あんさんはこの間、こんな女って言うてたやん、そのお返し』
「悪かったな」
『謝罪してるようにはきこえへんけど』

自然と笑みがこぼれる

「お前の目はいつも綺麗だな」
『血みたい、どっかのアホ毛はそう言うたけどな』
「綺麗な、目だ」

真紅

真っ赤

血のような色をしている目

欲しがる奴らはぎょーさんおんのに

この人は、欲しがろうとしない

綺麗だ、なんて言うてくる

嫌いなこの目を褒めてくれる

唯一の人

『なぁ、もしもうちが捕まって・・・処刑が決まったらあんさん、どうする？』
「味方うらぎってでもテメェを助けにいってやる」
『頼もしいことやな、せやけど恩があるんやないの？ゴリラに』
「確かに恩はある、でも俺はテメェが大切だ。だから死んでも助ける」
『可哀想やな、ゴリラ』

「・・・そろそろ戻る」
『そうですか、ではお気をつけて』
「あぁ」

見つめあい

口づけを交わす


「またな」
『それじゃ、また』


次会う場所は

戦場か、牢屋か

どこでもあんさんに会えるんなら

いろんな奴らから

欲しがられる

この目はイラナイ


end


リクエストありがとうございました！！！

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