アオハル返せ 番外編【稲荷崎】

ユニバWデート ページ3

『うわー！来た来たユニバー!!』




ユニバのどでかい門みたいなのを前に、テンション爆上がりの私。サナ氏呆れてる。若者なんだからテンション上げてこうぜ!!



まずグッズが売ってる店に行く。そこで問題なのは……




『ティムがいい！』




「いーや、ジョーズやな」




「なんでもええからはよ決めえや。ちなみにうちらスヌーピー」




『……銀似合うね』




「え、ほんま？」




激化した闘い(じゃんけん)の末、勝ったのは私。




『治くんのなんでも似合う感じ腹立つ』




「ジョーズのがかっこええんに……」




あーだこーだ文句を言う治くんを黙らせて、ハリウッド・ドリームに乗ることになった。並んでいる間は三つ巴ならぬ四つ巴で、叩いてかぶってジャンケンポンをした(勝負にならなかった)




『やばいやばいやばばばばば』




山門、想像以上の怖さと面白さに語彙力の低下。




『次！ジェラシックパーク！』




「ごっつ絶叫系攻めるやん」




「俺腹減った〜」




耐えきれなくなった治くんはターキーレッグを買って食べていた。……美味しそう。私の視線に気づいたのか、あの！食い意地を張ってる！治くんが！




「食うか？」




なんてターキーレッグを差し出してきた。




『食う!!』




ターキーレッグ、うまし。




ジェラシックパークは油断した時に横から水ぶっかけられた。ぜってえ許さねえあの恐竜。




「写真撮ろや！」




サナの提案で、写真を女の子二人にお願いする。治くん見て目がハートマークになったこと見逃してないぞ。それを見てわざとらしく治くんの腕に抱きつく私は嫌な女だ。




「どしたん？」




自分に向けられる好意に気づかないこの人もどうかと思うけどね!!……私の言えたことじゃないかﾃﾍﾍﾟﾛﾘﾝﾁｮ

・→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す