アオハル返せ【稲荷崎】

21.#アオハル ページ22

平穏とはそう長くは続かないようで。今考えればこうなってしまった元凶はサナにあると思う。




悪いのは全部サナだ。




「なあAー？うちな、好きなやつおんねん」




これは！JKの醍醐味恋バナまたの名をガールズトークではないか！ウキウキして聞く。




『だれ、だれなの??』




「銀島♡」




おっふ、意外なところをついてきた。まるで美女とやじy…ｹﾞﾌﾝ。銀島ファンごめんなさい。




「やからな、情報提供者も兼ねてAにマネージャーしてもらいたいねん」




『君まで言うか』




サナにまでお願いされるとは。なんてこったパンナコッタ。




『サナがやればいいんじゃ？』




「あー、アカンアカン。中西サッカー部の花形マネやねん」




なぜ話を聞いている治くんと角名っぺよ。




「こんなこと頼めんの親友のAしかおらへんの！お願い…」




こんな上目遣いでお願いされて断れるか。かわいい。親友だってよ。こんなかわいい子が私の親友だってよ！と声を大にして言いたい、





私は冗談半分ノリ半分つまりおふざけ100%で言った。




『マネージャーやっちゃおっかな！』




その時治くんと角名っぺがニヤッとしていたことにわては気づかなかった……。

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