柱のみんなの様子がおかしくてワロエナイ【鬼滅の刃】

丗陸 ページ39

無理無理、伊之助に会うとか無理すぎて無理。




そんなとこを考えながらトボトボと屋敷に帰ろうと思ったけど、その意に反して私の足は蝶屋敷に向かっていた。




『しのぶさーん……』




「あらAさんどうしたんですか？怪我は見受けられませんが」




『心の治療をお願いします……』




前と同様、専門外だと追い払おうとしたんだろうけど私の唯ならぬ雰囲気に、しのぶさんはそれを言わなかった代わりに




「どうかしたんですか？」




と聞いてきた。




『蜜璃さんにも相談したんですけど、あまり話にならなくて(失礼)しのぶさんに聞きたくて……いいですか？』




「？どうぞ？」




『ちゅーってしたことありますか!?』




食い気味の私の質問にしのぶさんは一瞬顔を赤くしたが、すぐに元の笑顔に戻った。




「それはノーコメントで」




清々しい笑顔だ。




「ちなみに誰としたんですか？」




『いっ……いのっ……伊之助……』




しのぶさんに聞こえるかどうか、それぐらいのボリュームで言ったはずなのに、診察室の扉が何者かによってぶち壊された。




いきなりの爆音におどろいて振り向くと。




不死川さん、宇髄さん、冨岡さん、煉獄さん、無一郎くんがそれぞれ日輪刀を構えていた。




『……どうかされました？』




「ええ、本当にどうかされたんですかねぇ？(頭が)」




しのぶさん、腹が立つのは分かりますが手をシュバシュバさせるのは辞めてください。




「伊之助ってどいつだァ？」




「嘴平だ」




「んなことわかってるわ、猪頭だろ」




「うむ！猪頭少年も今回ばかりは許せんな！」




「……殺る」



伊之助は悪鬼じゃないよ??????

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