柱のみんなの様子がおかしくてワロエナイ【鬼滅の刃】

廿捌 ページ29

我に返って冷静になった頭で考える。どうしてこんなことになったんだ??確か雛鶴さんのわらび餅食べたからって、お願い聞いてってなってそれから……。




『なんで私が宇髄さんを喜ばせなきゃならんのじゃい』




「誰を喜ばせるって??」




『うぃああああああああぁぁぁ!!!』




聞いたこともない奇声を発しながら飛び退くと、気配を完全に消し去っていた宇髄さんが。




「……お前派手に着飾ってんじゃねぇか」




『どっかの誰かさんのお嫁さんたちにやられたんですよ』




ふてぶてしく呟いて宇髄さんを見やると大きな宇髄さんの背中に3人の(黒く)微笑む顔が。やっべぇ、クナイ。手元にクナイ光ってるわ。




『ﾍﾞｯﾍﾞﾂﾆﾃﾝｹﾞﾝｻﾏﾉｺﾄﾅﾝﾃｽｷｼﾞｬﾅｲﾝﾀﾞｶﾗﾈ』(スーパー早口)




「なんてェ？」




『サイナラ〜』




「あっコラ待て!!!」



スタコラサッサと廊下を駆ける。元忍に勝てるなんて思ってないけど逃げるが勝ちだ。




急いで部屋に戻って戸を後ろ手で閉める。が、ここにも問題が。




「え、A??嘘でしょ可愛すぎ結婚しよっか、うんそうしよう」




『ダメだここもか……』




「A！似合ってるぞ！」




『ウェヘヘ、ありがと〜』




「俺と対応違いすぎない？」




「おまっどうしたんだよそれ!?!?」




『伊之助愕然とすんな』




すると私の背後にあった戸が思いっ切り開かれた。もたれていた私は為す術なく後ろに倒れかけた。が、かったい何かに頭をぶつけて支えられる。




「お前まさかとは思うが俺から逃げられるなんて思ってねぇよな？」




『炭治郎ｫｫｫｫｫｫｫｫｫｫｫ!!!!!!助けて人さらいだｧｧｧｧｧｧｧｧ!!!!!!』




「人聞きの悪いこと大声で言ってんじゃねえ！」

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