31.友達 ページ33
白布side
意外と女の子らしい、きれいな部屋。
ぬいぐるみが多くて、でもちゃんと整っている。
正面にあった白いベッドに寝かせる。
「A」
そう名前を呼ぶと、少し顔をしかめて、目を開けた。
『あれ、いえ、なんで』
「連れてきた」
そう言うと、再び目を閉じた。
端に置いてあった掛布団をかけて、何か買おうとAの家を後にすることにした。
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目を開けると、白布が目の前にいた。
誰かがそばにいることがすごく安心する。
きっと好きな人だから余計。
『いえかえってもいいよ』
ぼんやりとしてて、うまくしゃべれない。
「弱ってる奴置いて帰るわけねぇだろばぁーか」
そうやって言ってそばにいてくれるのは嬉しかった。
でも、白布にとってきっとそれは昨日のお詫びとか、そういうもので。
私のためとか、そんなんじゃない。
私はきっとこれからも、白布の特別になれない。
彼女になりたいなんて、望んでなかった。
でも、今では違う。いつのまに変わってしまったんだろう。
目の前の白布の服をつかんで言う。
「わたしのことすきになってよ」
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あかね(プロフ) - なぎさ(ФωФ).。o○さん» 白布くん…なぜあの人はあんなにかっこいいんでしょうか…私も大好きであります。コメントありがとうございます! (2017年7月12日 5時) (レス) id: dddff10fe4 (このIDを非表示/違反報告)
なぎさ(ФωФ).。o○ - あの、ちょ、白布、え?待って、どーしよ、何、何で?・・・・・・・・・・・・・・まじ格好良いんだけど← うち、白鳥沢のキャラで白布いちばん好き。なんだけど。← (2017年7月12日 2時) (レス) id: 92db48816b (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - ゆいぽーさん» ありがとうございます!がんばっちゃいますよ〜! (2017年7月11日 21時) (レス) id: 71582c614f (このIDを非表示/違反報告)
ゆいぽー - めっちゃ面白いです!更新頑張って下さい! (2017年7月10日 22時) (レス) id: 3d8e797fe5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あかね | 作成日時:2017年7月2日 22時