Snow Mafia (ページ10)

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渡辺翔太Episode7 ページ10

こんな簡単にNo.2に会えるなんて

「翔太、隠れるよ」

「お、おう！」

俺らは近くにあった部屋に逃げ込み

様子を伺った

「だから！！

最近の亀、おかしいだろ

あいつに負けてからずっと」

負けた？

昨日見た資料にはそんなこと書いてなかった

「今回の宮舘の件も」

「涼太っ・・・うぐっ！！」

「しっー！！」

「とにかく、何か起こる前に

俺達があいつを支える

お前もNo.3なんだから、頼むぞ」

「電話の相手は中丸か」

「負けた・・・ねぇ」

「ふっか、思い当たることでも？」

「まだ分かんないけど、って

No.2こっちに来るんだけど！！？？」

「「えっ！？」」

ｶﾞﾗｯ

「・・・てめぇら何やってんの？」

終わった

ごめん涼太

すると隣に居たふっかが

「すみません兄貴っ！！」

土下座し出した

「俺ら、ここの掃除に来てたんっすけど

兄貴の電話の内容、聞いちまって！！

俺も亀の兄貴が最近どこかおかしいなって思ってて

すっげぇ心配してて！！」

あくまで構成員のふりを続けるってとか

でもこれ相手が構成員の顔全員覚えてたら終わりだろ

とりあえず俺と阿部ちゃんも頭を下げる

「・・・何も心配すんな

これは俺らがどうにかする」

そういってその場を立ち去るNo.2

「ぷっはぁ～！！死ぬかと思った！！」

「それはこっちのセリフだっつーの！！」

「急に変な演技やめてよ(笑)

笑い抑えるの必死だったんだから」

「ひっど！！皆、俺の機転で今生きてるのに！？」

「はいはい、ありがとう

でもかっこいいなNo.2」

「何も心配すんな、だっけ？

人生で一回くらい言いたいわー」

「でも少しは情報手に入れたな

ボスの突然の異変

それは何者かと負けて起きた」

「ま、俺らの目標は謎解きじゃなくて

涼太くん見つけることだから

そろそろ行くよ」

ズカズカと先に進み出すふっか

「あ、待てよ」

「んー」

「何、阿部ちゃん？」

「いや、さっきからふっかおかしいよね」

「え？」

「さっきの話聞いてからさ」

「確かに、なんか知ってそうだったよな」

「ま、本人が話すまで待つか

行こう翔太」

俺だったらすぐ聞いちまいそうだけど

そんなことしねぇよな阿部ちゃんって

やっぱ信頼してるんだろうなふっかのこと