Snow Mafia (ページ9)

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渡辺翔太Episode6 ページ9

決戦日

作戦はこう

1.裏口にいる構成員三人を静かに倒す

静かにが一番重要だからな！！

2.服を盗んで中に入り込む

この間顔バレしてる俺は仮面をつける

３.涼太を見つける→説得からの全面戦争

「うっ、聞いただけでミスしそう」

「やめてよ阿部ちゃん」

近くの茂みに隠れながら、俺らは固まっていた

「あれが構成員か、

どうやって倒す？」

「阿部ちゃん、あれ」

「はーい、皆念のためマスクよろしく～」

あぁ、そういうことか

俺らは無駄にゴツいマスクをつける

「じゃあ行ってくるね」

さっきまで緊張してそうだったのに

なんであんなルンルンなんだ阿部ちゃん

阿部ちゃんは茂みを飛び出すと

「けほっけほっ」

わざとらしく咳をする

「あ？なんだてめぇ」

「ごめなさ、けほっ、

持病の、けほっ、薬をっ、

鞄からっ、出してくれませんかっ、けほっけほっ」

「はぁ？なんでそんなこと」

「っ、おねがい？」

涙目で訴える阿部ちゃん

「うわっ！！何あれあざとい！！」

「必殺あざとい阿部ちゃん術！！」

「うっ、チッ、分かった」

「ほら早くしろって、ん？どこだ？」

「この玉じゃね？」

「そうそう正解！！

そして～

さようなら♡」

ﾎﾟﾁｯ

ﾊﾞﾌｯ

突然その玉が弾け、煙を出す

浴びた構成員は何も言わず倒れた

「ふぅ、第一の門クリア」

「あ、阿部ちゃんこえぇ」

「あんなの日常茶飯事だよ？

俺はもう慣れたわ～

阿部ちゃんお疲れー！！」

茂みを抜け出すふっか

その後に続く俺

「お疲れ様、パパッと着替えちゃお」

「そだねー」

「よし完璧、皆バッジはちゃんとついてる？」

「おう」

バッジってのはKAT-TUN内だけの紋章的な

亀の形をしたバッジ

トップ３人が金色で

他はレベルによって銀、銅、黒となっている

「やっぱここ担当は銅か、銀欲しかったなぁ」

「はいはい、行くよふっか」

「はーい」

俺達はついにKAT-TUN敷地内に足を踏み込んだ

「涼太くんがいる場所は全く分かってない、

とりあえず三人でしらみ潰しに探そうか」

「おう」

「了解」

建物は二階建てとはいえ長々広い

とにかく早く見つけねぇと

「だから、亀のこと言ってんだよ！！」

廊下で電話をしている男

あれは

No.2

上田竜也！！？？