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目黒蓮Episode2 ページ23

「俺らを呼び出すってことは




あそこではできない話なんでしょ?」




「・・・うん」




阿部ちゃんは頬を冷やしながら頷いた





「あの、目黒くんのことだけど








多分記憶喪失になってると思う」






「まぁ、なんとなく俺もそう思ったよ」


「あんなに怪我してたもんな」








「それがさ、





頭には一切怪我はないの」





「えっ?」





記憶喪失と聞けば、




なんとなく事故で頭を打ち付けなんてことを想像してた





「じゃあどうやって記憶失ったんだよ?」







「・・・記憶は脆い




小さなヒビが積み重なって、突然割れる



考えられるのは3つ





1つは日々のストレスの積み重ねによるもの






2つめは大きなショックを受ける出来事があったか




3つめは・・・











記憶が消せる薬を使ったか」






「は!?そんな薬あんの!?」




そんなのあったら皆買うだろ!!





初めて聞いたぞ!?





「・・・少なくとも俺は持ってる」



阿部ちゃんが目線を反らすように言った





なんか、様子が変だ






すると涼太が




「・・・亮平、つまりこういうことでしょ?









目黒を記憶喪失に落とし入れたのは











佐久間大介と岩本照だってこと」





「は?








待てよ、どこでそういう話になったんだよ!!




二人ともそんな風には全然見えねぇだろ!!」






「佐久間が目黒に自己紹介した時、



あいつなんて言ってた?」





「何って俺らの時と同じような」





「いいや違った







佐久間って苗字しか教えなかった




そこからは他のメンバーに自己紹介させないように




自分と他のメンバーのあだ名紹介





例えコミュニケーション能力に優れてても





初対面の人にあだ名だけ教えるのおかしいよね






俺の仮説としては





佐久間と岩本は目黒に大介と照って



名前だけ教えて近寄った」






「たまたまあだ名の方が良いと思っただけかもだろ」





「確かにそれもある


でも







ねぇ、亮平」






「・・・何?」






「例の記憶を消せる薬、







作ったの亮平でしょ?」




「はっ!?」





「俺らは結構裏社会で生きてきたけど




その薬のことは聞いたことなかった





そんなものがあるってなったら皆買いまくるでしょ」




「確かに・・・」



でもなんでそんなものを




「・・・そうだよ、作ったのは俺













佐久間にあげたのも俺」

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作者名:春のクマ | 作成日時:2022年8月4日 21時

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