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佐久間大介Episode2 ページ20

お互いに軽く自己紹介をした後




「で、今日は何を届けに来たの?」



「これがお届け物でーす!!」



渡されたのは黒い箱




送り主は・・・








「KAT-TUN!?」











 

「誰それ?」



「前に喧嘩したところ」



「うわー!!






漫画だと開けた瞬間、





バーンっっ!!!!」





「え、急に不安になってきたんだけど!?」






さっと涼太の後ろに隠れる阿部ちゃん








「・・・俺が開けるよ、念のため下がってて」




険しい顔で涼太が箱に近づく






そして勢いよく箱を開ける














「・・・ふふっ」




「え、涼太、大丈夫?」




なんか急に笑いだしたんだが!?







「いや、中身、ただのうどん」






「「「えっ!?うどん!?」」」




「なんで涼太の好物を送ってきたんだ・・・?」




「入ってた手紙によると


迷惑かけたお礼だって」



「ちぇー、爆弾だと思ったのになぁー」



「何に落ち込んでんだよ佐久間」



「極道にも優しい心があるだね〜」




手紙を読み進めている涼太が目を見張らせた




「えっ、・・・極道、もうやめたらしいよ」





「「えっ!?」」




「うわー!!まさかの悪役から正義のヒーロー!?




マジでアニメの世界じゃーん!!」





「これからは今まで手に入れた情報とか使って



情報屋になるって」




「いや、それなりに悪いやつじゃん」





「あとは・・・また戦おうだってさ」




「俺ら倒すのまだ諦めてないじゃん!!」




「次は俺がとどめを刺す!」



「ふふっ、とりあえずお昼はこのうどん使おうか」



「俺かきあげ!!」


「翔太ずるい!!俺も!」


「はいはい、佐久間も食べていく?」



「いいの!?やったー!!」




ピンポン〜♪︎



また誰か来た?



「あっ!


そういえばまだここに配達物あったんだー!!」




「てことは照?」


「そう!」



「阿部ちゃん、照って誰?」



「佐久間と同じところで働いてる子」



ガチャ




「照〜!!



重かったでしょ!?運んでくれてありがとー!!」


「・・・おう」


なんか愛想がない奴だな





「これ宛先しか書いてない・・・」


また黒い箱でめっちゃデカイ



「運んでて気になったんだよね!はやく開けて!」



急かす佐久間に押され、仕方なく俺が開ける






「えっ」



そこには




怪我した男と免許証が入ってた









免許証に刻まれた名前は















目黒蓮

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作者名:春のクマ | 作成日時:2022年8月4日 21時

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