Snow Mafia (ページ16)

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Lily Episode6 ページ16

「そっか、

まだ、俺、やり直せ、る、」

亀梨さんはゆっくり目を閉じた

「おい、亀？」

目を開ける様子はない

「お前、何したの？」

うわー、殺気やば

「亀梨さんには毒って言ったけど、

あれ嘘だから

ただの睡眠薬だよ

何か色々抱えてそうだったし

冷静になって話を聞かないとって思ってさ」

「そういうことね、わざわざありがとう」

「俺はただ仲間を取り返しに来ただけだから

じゃあね」

これでこの三人は大丈夫そうかな

阿部ちゃん達のところに戻ろーっと

「ZZZ」

「あれ、翔太こんな時に寝てんの？」

「あぁ、麻酔の効果

今は表面を縫っただけだからさ

帰ったらもう一回注射して

神経縫わなきゃ」

御愁傷様です渡辺様

「あの、」

「あー！涼太くん！！

怪我大丈夫だった？

早く助けに行けなくてごめんね～

睡眠薬入りの銃の用意に手間取ってさ」

「あ、それは全然大丈夫です

その、

なんでこんな危険を犯してまで

俺のことを助けに来てくれたんですか？」

「それはねぇ、

俺、元から翔太

そして君をスカウトしようと思ってたんだよね

二人のコンビ性には将来性感じてるから」

涼太くんは少し困った顔をして

「それは、ありがたいですけど、

今回の件は全部俺のせいです

何の責任も負わずには終われません」

「えぇー、真面目だなぁ涼太くん」

「俺にできることなら償わせてください」

ふーん

「じゃあさ、」

「はっ！！」

バッと起きると見知った部屋

そして

「耳、くそいてぇ！！！」

「あー！！翔太目覚めた？」

「阿部ちゃん・・・

って、戦いは！？」

「もう終わったよ、ふっかの勝ち」

その瞬間力が抜ける

ふっか、勝ったんだ

やっぱすげぇや

「神経縫ったんだから激しい運動はしないでね」

「え、神経って、縫えんの？」

「闇医者ですから」

理由になってねぇよ

「じゃあ涼太は？」

「あぁ、こっちこっち」

扉を出ると

なんかめっちゃうまそうな匂い

涼太が居たのは

「うん、大体終わったかな」

机には豪華な料理

そう、正解は

キッチンでした！！

「って何でだよ！！？？」