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一年前 ページ1

sideシルク


俺らが、彼女に初めて会ったのは一年前の夏だった。





その日は、打ち合わせがあるから、全員で事務所に来て欲しいとフィッシャーズ担当の武田さんに呼ばれいた。内容はなく、ただ、全員で。そう、言われると内心なの話かすげぇ気になったが、とりあえずリーダーとしては全員での事務所集合に予定を合わすのが中々苦労したのを覚えている。

いつもの事務所。通されたのは、これまたいつもの広い会議室。

会議室にはホワイトボードとだだっ広い机があって。その机を囲むようにして、俺たちは腰を下ろした。メンバーが多い俺達はよく使う部屋。定位置に座ると、互いが互いを目配せしていた。


なんの話だろうね?そう、期待するような。でも、少しだけ不安気味に、ンダホが口を開く。


モトキ「シルクは武田さんから、本当に何にも聞いてないの?」


ンダホに続いてモトキがそう呟くと、6人の12の目が俺を見ていた。


「知らん。マジで聞いてない」

ンダホ「えー、なんだよーまじ、全員で来いとか俺たち悪ことしたかな?もしかして、説教?」

マサイ「マイナスに考えなんよ。悪い事とは限んなくね?逆にサプライズ的な話かもよ?」



なぁ?って、マサイが明るくンダホの肩を叩く。

そうかなーって、眉を下げるンダホにぺけも大丈夫だよと励ましに加わっていた。



確かに、考えれば考えるほど、俺たち全員が呼ばれる身に覚えがなく。まあ、悪い事ではないだろうと俺は鷹をくくっていた。



武田「お疲れー」


会議室のドアはノックなんてものはなく、突然開かれ武田さんが「ちゃんと揃ってんな」っと、歯を見せて笑っていた。


武田晃さん。俺たちに初めてついた担当。まだ右も左もわからない頃から一緒にやってきた。頼れる人。でも、無理強いや強制する訳ではなく。俺たちがやりたい事をやれるように、全力でサポートしてくれる頼れる兄貴のような存在。

年も俺らより全然上だし。この業界とは別の社会人経験もあって。企業とのタイアップ企画は本当に打ち合わせから何から、武田さんがいなかったらどうなっていたか…そう思ってしまう程。縁の下の力持ち。そんな人だ。



武田「悪いな忙しいのに。今日はどうしてもお前らに会って欲しい奴がいてな。」


入ってこいよ。そう、声を掛けるとまた、ドアが開き失礼しますっと、良く通る声が響く。



「はじめまして。フィッシャーズの皆さん。小川Aと言います。」


綺麗にお辞儀するとその日と目が合った。

隣のキミ→



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設定タグ:フィッシャーズ , マサイ , シルク   
作品ジャンル:恋愛
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まひろ(プロフ) - かなとさん» コメントありがとうございます。すいません。外すのを忘れてました。ご指摘感謝します。 (2019年10月19日 11時) (レス) id: 5f80a217b3 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の注意文をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です。ご本人様方にも迷惑がかかります。ルールというものをちゃんとご確認下さい (2019年10月19日 8時) (レス) id: fca7c03b31 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まひろ | 作者ホームページ:htt1Z  
作成日時:2019年9月28日 22時

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