【ワートリ】そうだ、ボーダーに行こう。 part2 (ページ46)

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太刀川deヤンデレ　（B級隊員チロルチョコ様リク）ページ46

自分でも今どうなっているのかよくわからない。ただ1つわかるのは、目の前でAが俺から逃げようとしていることだ。
必死になっているところもかわいい。そう思い笑みを浮かべると、Aはさらに顔をひきつらせた。
太「どうしたA。俺の顔に何かついてるか？」
貴「たっ太刀川さん…その手に持っているのは…？」
太「あぁこれか。今日は頑張って料理に挑戦しようと思ってたんだ。さて、何を作るか」
貴「あ…あ…」
俺は怯えるAの頭を優しく撫で、包丁を元の場所に戻した。
太「それじゃ、材料買って来るな。ここで大人しくしてろよ？」
隊室のドアを閉め、その場をあとにした。

太「ただいまー…？」
戻るとそこにはAの姿はなかった。大人しくしてろと言ったのにな。そうだ、丁度肉を買い忘れてきてたところだった。Aにつく毒虫をちゃんと毒を抜いて調理するか。

本部の中を歩いていた風間さんや迅にAの居場所を聞き、たどり着いたのは会議室。城戸指令の所に行ったのか、はたまた忍田さんの所に行ったのか。まぁ誰だっていい。食えることには変わりないからな。それに忍田さんくらいだったら程よくしまっていてAも喜ぶだろう。
包丁を隠し持ち、会議室に入った。
太「…」
一瞬呼吸が止まったように思えた。Aは忍田さんの腕の中にいたのだ。
忍「慶…」
太「どうしたんですか忍田さん。そんな険しい顔して」
視線を忍田さんからAに移す。忍田さんのスーツがぬれるくらい涙を流している。
太「…これは、どういう状況で？」
忍「事の元凶はお前だ…とだけ言っておこう」
太「Aを放してくれませんか？さすがの忍田さんでも彼女とったら怒りますよ？」
忍「…お前は変わってしまったんだな。悪いことは言わない。Aを解放しろ」
そんな言葉も聞かずに忍田さんに歩み寄る。忍田さんはAを守ろうとAを後ろにやる。
ぐしゃっ
忍「がっ…」
がら空きになった腹に包丁を刺す。Aは忍田さんの手から離れてその場に座り込む。
忍「け…慶…」
太「なんだ忍田さん…バムスター殺すより楽じゃないですか…」
とどめを刺して血ぬれた包丁を持つ。
太「今日の夕飯は、「忍田さんのハンバーグ」…だな。A」
～～～～～～～
太「B級チロルチョコ、リクありがとうな」

太「評価したら、夕飯の感想よろしくな。A」