近界民人形（ネイバードール）は自由を求める【ワールドトリガー】 (ページ10)

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私が二度寝から起きたときはもう夕方だった。
貴「ふぁ～よく寝た。あっ皆おかえり」
小「だたいま。あー疲れた。雑魚掃除くらい本部だけでやればいいのに」
貴「まぁまぁ。桐絵の好きなフルーツどら焼きあるから機嫌直してよ」
小「どら焼きあるの！？」
突然の大きな声に驚き、思わず手に持っていた皿を投げてしまった。皿は一緒に帰ってきた悠一が見事にキャッチ。どら焼きは…雷神丸が見事にキャッチ。
雷モムモム…ゴクンッ
小「どら焼きがーーーーー！！」ガクッ
桐絵、永眠。いやウソウソ。寝ちゃったみたい。きっと疲れたんだね。
烏「先輩寝ちゃいましたね。俺部屋まで運びましょうか？」
貴「大丈夫。ここは私に任せて」
首元に手を当て、トリガーを起動させる。手元からは光る羽が現れ、その羽たちは桐絵を包むようにして持ち上げた。
迅「おーAのトリガーはそんなこともできるのか」
貴「へへっ、すごいでしょ？今日は調子がいいみたい」
羽たちと桐絵の部屋に行き、そっと桐絵を寝かせる。そうだ。折角だからあれもやってみよう。
貴「我が翼となれ。「妖精の女王」」
羽たちは私の背中で集まって大きな翼になった。これなら飛べそう。
軽くジャンプをしたら浮くことができた。このまま戻って驚かせよう。

貴「桐絵寝かせてきたよ」
宇「ありがとう。えっAちゃん羽生えてるよ！？」
貴「そう。こういうこともできるんだ」
烏「すごいですね」
調子に乗って一回転したら落ちた。
貴「イタタ…」
烏「大丈夫ですか？」
貴「平気だよ。もう、最後くらい決めさせてよ「妖精の女王」」
シーン
あーあ。今日は口きいてくれそうにないや。
迅「あーそうだA。明日俺と来てくれないか？」
貴「出かけるの？行く行く！ほらね京介。私の勘当たったでしょ？」
烏「まだ得することかはわかりませんよ」
貴「いいや。絶対得するね。あっ、晩ごはんできてるよ。今日はオムライス」
陽「俺Aのオムライス大好きだっ！！」
迅「オムライスか。よし食おうぜ。俺もう腹減ってたまんないや」