近界民人形（ネイバードール）は自由を求める【ワールドトリガー】 (ページ30)

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今日は待ちに待った入隊日。白い訓練生用の隊服を着て私は今遊真たちと式が始まるまで待ってる。
貴「千佳はポジションなんなの？」
雨「狙撃手です」
空「千佳のトリオンはすごいらしい。なんでも、ずっと撃ち続けても弾切れがなかったらしいぞ」
貴「へーあっもうすぐ式が始まるよ」

挨拶は准がやっていた。流石准。テレビ出てるだけあるね。
空「千佳とはここでお別れだな」
貴「そっちも頑張ってねー」
雨「はい！」

初めての訓練は准が言った通りトリオン兵を倒す奴だった。バムスターか。ちょっと大変だな。
貴「次遊真だ。頑張ってきてね」
空「りょーかい」
ザシュッ
・・・
いや、頑張ってきてとは言ったけど、速くない？一瞬だったよ？
タバコってやつを吸ってる人がもう1回やれと叫ぶ。
空「もう1回？いいよ」
ザシュッ
えっ、逆にもっと縮んだよ？遊真すごすぎない？
貴「え、えっと…お疲れ」
空「次Aさんの番だよ」
ホントだ。よーし、遊真が出した記録目指してやったるぞー！
パンッ
おっ1発で目に当たった。
記録は…うーん遊真のには届かなかったけど1秒切ったしいいでしょ。
・・・
あれ、なんで皆黙ってるの？
「いやマジで壊れてんじゃねーのかこれ！？」
「ちゃんと動いてますよ」
タバコ吸ってる人を細目の人がなだめてる。
空「Aさん速いね」
貴「君ほどじゃないよ」
結局この後私と遊真だけ計り直しをさせられた。