くるりんご様の神曲の短編集！

@続き ページ7

価値観が切れた気がした。

毎日、銃を持ち、人を撃ち、報酬を貰う。

そんな僕はオカシイ？

僕達が言う『正義』はオカシイ？

「どうしたの？」

その君の澄んだ二つ目は僕を見てくれる？

ー見ておくれ。


僕は傭兵をやめ、独裁国家からの離脱を決意した。

侵略し、分捕ったものを返す為走り廻った。

そんな日のこと。

僕の背後で都督の手駒の亡霊が、

「そんな事しても無駄だ」

と、クツクツ笑い、

囁いた。


そこで目が覚めた。

あれは恐らく正夢だろう。

窓の外を見ると、刷って貼られ、散蒔かれた指名手配。

「これじゃあ、バレちゃうな」

立ち上がり、ハサミを手に取る。

鏡の前に立ち、刃の先を髪に向ける。

ふわっと舞う髪の毛。


「あれ？髪切ったの？」

君達は気がつくのが早いね。

「うん、切ったよ。似合うかい？」

「うん！」

「有難う」

「「「じゃあ、かくれんぼしよう！」」」

そっと拳を前に出す。

「「「じゃんけん、ポン！」」」

あ、今日は勝った。じゃあ、鬼を逃れられた。

「じゃあ、数えるねー、いーち、にぃーい…」



僕と居れば君達の立ち位置が


危ないんだよね


「長いかくれんぼが始まるね。」

誰にも聞こえない様に呟いた。

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ラッキーくるりんご様の楽曲！

罰ゲーム

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