【狼ゲーム】私に触らないで。【飯田 リンタロウ】【新村コウ】【霜月 ユキナリ】

これから ページ49

ﾊﾞﾀﾝｯ

私は車に乗り込み、とにかく脱力する。

女ヤクザ「おつかれ〜！」

A「マジで疲れた……で、なんで休日をとるのはやめた方がいいの？」

私は女ヤクザことリサに訪ねる。

リサ「えーとねぇ、ボス明後日から1年間旅行行くんだってよ〜……」

A「……は？」

リサ「いやいやマジなんだって！それに旅行ついでにAの友達でも殺すか的な話してたからさ……だよね、リュウヤ、カスミ！」

リュウヤ「あぁ……間違いねぇよ。」

カスミ「最低だよね〜……」

リサは車を運転する男ヤクザのリュウヤと、助手席に座る女ヤクザのカスミも話に巻き込む。

ってか私の友達を殺すってことは……

…………よし。

A「今日はもうさっさと寝よう。」

リュウヤ「そうだな。Aは1日23時間寝るからな……」

カスミ「それにAはお疲れモードだしね〜」

リサ「今日はとことんマッサージしてあげる！」

……みんな、優しいな。

…………やっぱり私、ひとりじゃ生きていけないな。

……全てが終わったら、誰かの家に居候しに行こう。

そのためにはボスを絶対倒さなきゃ。

みんな、待っててくれるかな？

……私も……一緒に居させてほしいんだ。

この時は考えてすらいなかった。

みんなが、命を再び危険に晒すことになることを……

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