【狼ゲーム】私に触らないで。【飯田 リンタロウ】【新村コウ】【霜月 ユキナリ】

確信 ページ40

私は今隠し部屋の中にいる。

主催者に見つかればきっと殺される。

でもまぁ殺し屋の仕事なんてそんなものだ。

私はそんなに馬鹿じゃないから、いつもならこんな自滅行為はしない。

でもコレは……私の最後の仕事。

いつの間にか好きになってた皆を守ること。

そのためなら、命なんて必要ない。

モニターを見ていると、教室が騒がしくなった。

どうやらミサキがユキナリを殺すのを失敗したらしい。

先ほど聞いてみたら処刑用具の中にこの部屋に続く道があったから塞いでおいたと言ってたな。

しかもコンクリートで固めておいたとか……

あの女ヤクザは信用出来るから、しばらくミサキが来ることは無いだろう。

ミサキの処刑中、それは起こった。

処刑中にリンタロウが戻ってきてて、私は気づいていなかったのだ。

やはりリンタロウが主催者か…！

どうする…！？

リンタロウは1階から来て、もう半分くらい階段を登り終えてるからほかの階や階段前を通る植物室には行けない。

……そうだ、スマホとイヤホンがあるんだから物置で音楽聞いて座ってよう。

で、そのままそこにいて見つかっても面倒だからリンタロウが居なくなったら病室に行こう。

私は急いで作戦を実行した。

数分後、私は何とか病室にたどり着いた。

あの隠し部屋には隠しカメラを仕掛けておいた。

ここで様子見でもするか……

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