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暗闇の中に見えたもの ページ14

A「ボス……残念だけど私はアンタの言いなりにはならない。」

バァンッ!!……

乾いた銃声が響き渡る。

それは私の持つハンドガンから放たれたものだった

そのハンドガンから飛び出た弾は、私を拘束しようとした女幹部を貫いた。

女幹部「お……お前…ッ!!」

A「いい気味だ。」

ボス「まずい、逃げられる!全員かかれ!!」

1番まずい司令がとんできた。

いくら私でも全員一気に来られては無事じゃすまないだろう。

どうする…?

……そうだ、ここの正面と裏の道の間に廃道があったはず。

あそこは落とし穴があまりにも多すぎて通るにはリスクが高すぎる……

逆に言えば、リスクが高すぎて追いかけられない。

今までも、この道だけは追跡ルートから外れていた。

つまり、この道からなら必ず逃げられる……

迷ってる暇はない。

行かなきゃ……カチャッ

……耳元でなる、銃を構える音。

全然気づけなかった。

今、私の真後ろに誰かがいて、私の頭に銃を突きつけてる。

A「降参降参。アンタは何がお望みなんだ?」

???「…………A……」

ギュッ……

…………あったかい。

夢の中で出会った、ユキナリみたいに。

私は頑張って、後ろから抱きついてきているのが誰なのかを確認する。

今私を抱きしめているのは……

……ユキナリだった。

いつの間にか辺りが真っ黒になって、ユキナリだけがその中で淡い光を放ってる。

ユキナリはそっと私を離してこう言った。

ユキナリ「ここから逃げて。僕はAと一緒には行けない……けど、ちゃんと見守ってるから。」

……逃げないといけないのは分かる。

なのに……なんで?

離れたくない…………

暗闇の中で、やっとキミという光を見つけたのに……

どうして離れなきゃいけないの?

A「…………」

ユキナリ「早く行って。Aは失っちゃいけない記憶を失ってる。それを今すぐ取り戻すんだ。」

ユキナリはそう言うと、スーッと離れて消えていく。

待って、待って……

怖いよ……

必死になってユキナリを捕まえ、しがみつく。

A「1人にしないで……おいて、いかないで……」

ユキナリ「……A?」

決心→←急な現実



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moca(プロフ) - りんさん» コメントありがとうございます♪やっぱり色んな推しの方がいらっしゃるんですね~、じゅんぐり回っていこうと思うので、しばしお待ちを…… (2018年5月22日 0時) (レス) id: 04cea9872d (このIDを非表示/違反報告)
りん - すごく面白いです!コウくん、沢山でてくるといいな〜… (2018年5月21日 23時) (レス) id: 86cbed9cef (このIDを非表示/違反報告)
影桜(プロフ) - ちさきさん» コメントありがとうございます!!とても可愛らしいリンタロウ君ですね、了解です♪←← (2018年5月14日 19時) (レス) id: 04cea9872d (このIDを非表示/違反報告)
ちさき - めっちゃ面白いです!!よければリンタロウと沢山絡ませてほしいです!更新頑張ってください!応援してます! (2018年5月14日 19時) (レス) id: ec750d789b (このIDを非表示/違反報告)
影桜(プロフ) - 鈴錬さん» 超嬉しいメッセージありがとうございます!頑張ります(∀`*ゞ)エヘヘ (2018年5月13日 20時) (レス) id: 04cea9872d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:moca | 作成日時:2018年5月2日 7時

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