久々知の妹なんです、私

二十四話　　お手紙 ページ26

ヘムヘム「ヘムヘムぅ！ヘム！」



「？私に文？誰からだろう･･･あれ、父上だ」




父上からか･･･あんまり良い予感がしないな･･･。
帰って来い、とかでしょ？寂しいから。




そしてなんとなく今読もうと思い、開けてみた。
書かれた字は懐かしい母の字だった。


･･･だったら名前のところ母の名前でよくない？
我ながら自分の親のこういうところはよく理解できない。




でも内容のおかげで懐かしい思いと分からない思いは打ち消された。





――――――――




伊作「とうとうこの日が来たか･･････」



「ええ、もう13ですからね」



伊作「兵助には？」



「まだ言いませんよ」




嫌だな、･･････前々からこの話はされてた･･･けど
ずっと断って来た。

まだそういうのは嫌だからって。



それとそれが決まれば私はもう忍術学園にいれない。





みんなと一緒に居れない･･･。




―――――――


Aへ、



蝉も鳴き始めて夏に近づいてきましたね(☆



突然ですが本題です



貴方のお見合いの日にちが決定しました





今度の休みに帰ってきなさい






兵助には内緒でお願いします


兵助に知られるとお見合いなんてどころじゃなくなりますからね




待ってますよ




　 母より、封筒の名前が父なのは父の意地です(笑)





―――――――



↑手紙の内容真面目なのかふざけてるのかわかりませんね･･･。

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