炭酸水素ナトリウム【佐久早聖臣】

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ﾓﾌﾞ「あんたいつになったら佐久早くんの視界から消えてくれるわけ？」


ﾓﾌﾞ「そろそろうざいんだけど」



『私からしたらあんたらもうざいんだけど。』



ﾓﾌﾞ「っ、いつもそのすまし顔、見下してんの！？」





勝手にヒステリックになる名前も知らない女の子。



また叩かれた。


今日偏頭痛やばいし頭はやめてほしいな、


かれこれ昼休み半分くらいまで殴られる

『…気、すんだ？』


ﾓﾌﾞ「チッ、次はもうないから」







バレーファンの人達が去っていったあと私は疲れてその場に寝っ転がる。




あーやば。




偏頭痛+喧嘩はダメだな。
以後気をつけよ。



そろそろチャイムなるしこのままサボっちゃえ。







私はそのまま目を閉じる







はずだった。




佐「おい！！！」




突然の荒い声にビックリして起き上がる。



『…佐久早くん。どしたの。』



佐「それはこっちのセリフだ。



いつからこんなことされてたんだよ」




『…？なにが？ただ喧嘩しただけだよ。

負けたけど。』


佐「お前は手出してないだろ。なら喧嘩じゃなくていじめなんだよ」




『そっかあ、いじめなのか。



じゃあいじめられた私を助けてくれた佐久早くんは友達だよね？』



佐「…もう好きにしろよ」




『あは、やっぱウケるわ。』





私、そろそろメタノールくらいにはなれたかな。

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