呪霊って、料理したら美味しかった。

レシピ６ ページ9

「凄いですね〜！」




草原の中。

風が吹いた。

彼女のスカートが揺れる。






今、私達はピクニックに来ている。







ほんと、何で








・






「今日は天気もいいし、外で食べません？」





いつものように呪霊入りの料理を食べ終わり、後片付けをしていると、彼女が提案してきた。






「外？」





「はい、いつまでも家にこもっているのもアレですし！」





いわゆる、ピクニックというやつか。





「でもいいのかい？


君は私といるところを見つかったら、不味いんじゃ……」



「いえ、大丈夫です！呪術師、辞めたので！」




ああ、無理矢理辞めたんだったね。








「でも、どこに行くのかい？」


「草原！

涼しい風！


素晴らしい公園です！」







・







というわけです。




お昼なのでレジャーシートをひく。





「今日はお弁当です！」

　


うん、それは分かってる。









「ジャジャーン








、









、









、







サンドウィッチ！」









開けられたのは、色とりどりの野菜が詰まったパン。








から、茶色や黒がはみ出している。









ん？








「気になります？



今日は呪霊を挟んだんです！！！！」







え…………。



呪霊、かわいそ………。








「食べてください！



いや、食べましょ！」






あ、はい。







サンドウィッチを手に取る。






呪霊………、明らかに呪霊は挟んである。




目、ある。


やばい。







「い………いただきます！」







「呪霊様、誠に申し訳ございません。

頂きます」




隣でAがサンドウィッチに土下座していた。






ほんと、やめて。


恥ずかしい。





夏油傑の感想






最近、美味しいとしか言えなくなってきた。




それと、毎回Aは、呪霊に感謝を示して、頂いているらしい。



いや、呪霊に感謝しなくていい。





＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊


サンドウィッチ？(正式には此方っぽい)
サンドイッチ？

私はサンドイッチって言いますが……、


どっちがいいんでしょうか？


(英語むずい意味わからん
小学校でこんなに単語習ってたの？いつのまに？
もう英語よくわからん
数学よくわからん)

レシピ７→←レシピ５

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す