レシピ11 ページ16
「ろっろ
ローストビーフ♪
ローストビーフ♪
ろっろっろ」
今日は、Aはこの歌を歌いまくっている。
多分、作詞作曲はAだ。
今日の晩御飯はローストビーフか。
私は、じゅうじゅうと焼ける音がする、ローストビーフを思い浮かべた。
いい具合に焼き上げられている、赤がみった茶色。
隣には、何を添えようか。
「A、私、君が料理しているところ、見てもいいかい?」
「えっ、全然いーですよ!大歓迎です!」
ちょっとどうゆうのか気になった。
・
「じゃ、まずはローストビーフを2時間前に出しておいたので、それで料理しますね」
フライパンにオリーブオイルをつけて、こんがりと焼き色になるまで焼き上げると、今度はアルミホイルで肉を包み込み、加熱する。
手速かった。
Aって、りょうりは上手いんだよな……。
なのになんで、呪霊を料理するって発想に行き渡ったのかな……。
そんな事を考えているうちに、常温になるまで冷ます所まで進んでいた。
「次は、呪霊ですな」
ポツリと放った言葉。
今回は、呪霊を使わないと思ったんだけど、え?使うの?何に?
「ふふふっ。
ローストビーフ♪
ローストビーフ♪
美味しい美味しいローストビーフ♪
食べたい呪霊は出ておいで♪
美味しい美味しい
ローストビーフ♪
おいでよおいでよ
呪霊くん♪」
また、新しい曲が出来上がった……。
そして、いつものように呪霊を手掴みで捕まえ、それを、
切る!
刃物が見えた瞬間、私は目を瞑ったので、酷い光景を見ずに済んだ。
「ぎゃああああああああああああ」
呪霊の断末魔が響き渡る。
「ふふっ」
え?A笑ってんの?こわっ引くわぁ
そして、さっきと同じような工程で作っていく。
出来上がったのは、
普通に美味しいローストビーフ〜どんな家庭でも作れる〜
と、
呪霊肉で作るローストビーフ〜意外に美味しい〜
だった。
この肉、呪霊から出来たんだってよ。
誰か試食するかい?
夏油傑の感想
改めて、Aの恐ろしさが感じられた。
呪霊肉って言う、新しい単語が生まれた。
それからもう、私は食レポさんじゃないから、美味しいとかしか言えないよ。
*********
自律さん、リクエストありがとうございました!
書いてて楽しかったです。
295人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紫月(プロフ) - 蓮華さん» 返信遅れてすみません。そう言ってもらえて何よりです!! (2021年10月29日 20時) (レス) id: 6deecb8d9e (このIDを非表示/違反報告)
蓮華 - すごい面白いと思います。 (2021年10月17日 15時) (レス) @page8 id: 57d0ae7b34 (このIDを非表示/違反報告)
紫月のサブ(プロフ) - 夢花さん» 一級呪術師「夢花さぁぁぁぁんん、あざまっっっっっす!」(サブ垢から失礼) (2021年10月10日 19時) (レス) @page47 id: cdc946147d (このIDを非表示/違反報告)
夢花(プロフ) - 一般呪術師先ぁあああああい!!!!長らく!!!お疲れ様でしたぁああああああ!!! (2021年10月9日 14時) (レス) @page50 id: 78d9e81099 (このIDを非表示/違反報告)
紫月(プロフ) - 蕾猫さん» wwwwwありがとうwございwますwwwww (2021年10月1日 20時) (レス) id: 6deecb8d9e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ