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甘える時間 ページ9

その日からしばらく、カルマは物凄く別人みたいだった。


どうなったのかというと...


「A、風呂一緒はいろ?いいでしょ?」

「Aがいないならやんないし」

「ねえ、手繋いでよ」


...この有り様。幼児化でもしちゃったのかな...

とにかく、私と片時も離れようとしない。
ずっと一緒が口癖。
家の中ではずーっと手を繋いだまま。

そしてしまいには...


『んむっ?!』


急にキスしてくる。


どうして急にこうなったのか...私は本当に疑問に思ったし、周りの人も疑問に思ってるみたいだった。


それは授業中でさえ、留まることを知らなかった。

ある日、それは英語の授業中だった。

「ねぇA、ここ分かる?教えて〜」


甘ったるい声でそう聞かれついカルマの方に顔を向けてしまったのが間違いだった。


『どこ?...っ?!?!』

カルマが突然、私の首元に顔を埋めてきた。

そして、チクッと少し痛みが走る。


「あはは、つけちゃった〜」
ちょっと嬉しそうに、そしてホッとしたような顔でそういったカルマ。



『え...ぁ...うん』


そんなことされた経験もなく、どう返事をすればいいのかもわからずいつもなんとも無いような返事をしていた。




そして一週間がたった日、家に帰ってから、例のごとくソファーでピッタリくっついた状態で私は自分の疑問をぶつけた。



『カルマ...どうして急に甘えん坊さんになっちゃったの?寂しいの?』


私がそう聞くと、今までふやけた顔をしていたカルマが、急に深刻な何かを考えるような顔になった。


「別に...なんもないけど。」

いかにも何かありそうな言い方をするカルマ。


『なんで...言ってくれなきゃ、やだってばぁ...』

今度は私がこの間のカルマのように泣き虫になりそうになってしまう。


「...け」


隣のカルマが何かをぼそっとつぶやく。

『...聞こえなかった!!』


「簡単に取られそうで怖いだけ!!」


自分でも思う。幼稚園児のやり取りだよこれ...


ていうか、


『簡単に取られそうで怖い?』


「...俺がいないときにこの前みたいに簡単に取られちゃうじゃん...それが怖いの」


私は正直ビックリした。カルマもそんなこと思うんだなって。なんだかちゃんとおんなじ人間なんだなって思う。なんだかおかしくなってきた。


『...ふふっ』


「ちょっと笑わないでくれる?俺結構マジだからね?」




カルマがこんなにかわいくてツンデレだと感じたのは初めての事だった。

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設定タグ:暗殺教室 , 赤羽業 , 赤羽カルマ   
作品ジャンル:アニメ
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\( ˙??˙ \三/ ˙??˙)/(プロフ) - 本当におもしろいー続きが気になるー 更新頑張ってください (2017年10月20日 20時) (レス) id: 2702321e8b (このIDを非表示/違反報告)
果樹音*カジュネ(プロフ) - 業Love☆さん» ありがとうございますm(_ _)m七月明けに学校が落ち着くので更新させていただきますね♪ (2017年6月25日 17時) (レス) id: 5b8be6b611 (このIDを非表示/違反報告)
業Love☆ - イエッフウゥゥゥゥゥゥ (2017年6月15日 16時) (レス) id: 06f4426bb7 (このIDを非表示/違反報告)
業Love☆ - 面白かったです!良ければ続き書いて下さい! (2017年6月15日 16時) (レス) id: 06f4426bb7 (このIDを非表示/違反報告)
果樹音*カジュネ(プロフ) - 桜さん» 受験生ですので更新遅いですが、お待ち頂けると嬉しいです。 (2016年9月12日 23時) (レス) id: 8b5cea5cf1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:果樹音*カジュネ | 作成日時:2016年7月6日 1時

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