二日目の時間 ページ20
「なーなー、今日は皆呼んだからさ、どっか遊び行こーぜー!」
...今何時...
早朝から張り切っている前原くんの声で起きた私。でも、そういえばカルマに抱きつかれたままだしカルマは寝起き悪いから全然起きてないし、動けないんだった。
『カルマ、朝だよ、起きて』
軽く揺すってみたら、薄目を開けてすぐにまた目を閉じて、「あと一時間...」だって。
昨日、夜起こしちゃったからな〜...反省反省。
とか思っていると、勢い良く布団を剥がれた。
「カルマくん、Aちゃん、起きて!朝だよー!」
「...何、ここに居る奴らみんな老人?早起きしてウォーキングでもするつもり?」
『矢田さん朝から元気だね...』
一応吸血鬼の私は朝に強くない。私の基準での早朝は、8時まで。
そして今、ちょうど八時。
早すぎ...
私とカルマはしぶしぶ布団から出て、磯貝さんが用意してくれた朝ごはんを食べた。
皆はその間にもう出掛ける準備を終えていた。
「A、今日寝癖凄いね」
カルマが私の髪に触れながら言う。
確かに、絡まってお団子みたいになってる。
でも...
『カルマもだいぶ凄いよ?ヒーローみたい』
カルマの髪は、横に全部流れていて、戦隊物に出てくるヒーローそのものだった。
私達は二人で洗面台に行き、お互いに髪をとかしあった。
ホント好きだなぁ、カルマの髪を撫でる手。
優しくて、暖かくて。
「おーいリア充組ー、そろそろ出るぞー」
前原くんが呼びに来る。私達のぶんの出かける準備は、もう前の日にしてたから、すぐに前原くんの家を出た。
『どこに行くんですか?』
「んーとな、ベタだけど、遊園地行くぞ!」
遊園地...?!初めて行くところだっ...楽しみ!!
駅でみんなと合流して、遊園地行きの電車に乗り込んだ。
そこで始まったのは、【秘密暴露大会】。
いや、なんで?!
「実は私、前にA組のヤツと付き合ってた〜」
...中村さん、もてそうだよね。可愛いし、面白そうだし。
そうして回ってきた私の番。
もう、これしか無いよね、私の一番の秘密って...
『私、カルマの家でお世話になっています』
皆の驚く顔を見て、
私とカルマは見つめ合ってから、つい吹き出してしまった。
そこからは、私達への質問コーナーに変わったのだった。
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\( ˙??˙ \三/ ˙??˙)/(プロフ) - 本当におもしろいー続きが気になるー 更新頑張ってください (2017年10月20日 20時) (レス) id: 2702321e8b (このIDを非表示/違反報告)
果樹音*カジュネ(プロフ) - 業Love☆さん» ありがとうございますm(_ _)m七月明けに学校が落ち着くので更新させていただきますね♪ (2017年6月25日 17時) (レス) id: 5b8be6b611 (このIDを非表示/違反報告)
業Love☆ - イエッフウゥゥゥゥゥゥ (2017年6月15日 16時) (レス) id: 06f4426bb7 (このIDを非表示/違反報告)
業Love☆ - 面白かったです!良ければ続き書いて下さい! (2017年6月15日 16時) (レス) id: 06f4426bb7 (このIDを非表示/違反報告)
果樹音*カジュネ(プロフ) - 桜さん» 受験生ですので更新遅いですが、お待ち頂けると嬉しいです。 (2016年9月12日 23時) (レス) id: 8b5cea5cf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:果樹音*カジュネ | 作成日時:2016年7月6日 1時