帝王の時間 ページ18
「『王様だーれだ!』」
えっと...私は6番か。
「あっ、私ですっ!」
王様は愛美ちゃん。愛美ちゃんなら、変なこと言わないからダイジョブだよね!
「では...3番の人が、1番の人の膝に座る、で!」
...結構なヤツだった。
3番は矢田さんだった。
そして一番は、磯貝さんだった。
「ゴメンな矢田、俺なんかで」
「いやいやっ!磯貝くん全然嫌じゃないし!じゃあ、失礼するねっ」
わ、わ...
『イケメン&可愛すぎ...』
私は感動して思わずそう口に出してしまった。すると、隣からいきなりデコピンが飛んできた。
「...彼氏の前で他の男にイケメンとか言わないでくれる?」
やきもちカルマ可愛い...
『カルマは可愛いよ』
「...は?」
「はいそこけんかストーップ!次いくぞ!」
「『王様だーれだ!』」
「あ、俺だー!じゃあ、5番が6番に壁ドンからのハグな!」
私は3番。セーフ...
5番は...カルマで、6番は...渚さん!?
渚さん可愛いから絶対絵になるよ...
二人は立ち上がり、壁に移動した。そしてカルマが、
渚さんを見下ろしながら、壁ドン。
そして、ちょっと悪戯っぽく笑みを浮かべてから、思い切りハグ。
『...前原くん、早く次行こう』
絵になりすぎて、そして渚さんが羨ましすぎて、見てられなくなった。
「もしかしてヤキモチ焼いてんの?かーわい」
戻ってきたカルマが、私の耳元で囁く。
図星だったのでふん、と鼻を鳴らしてそっぽを向いて誤魔化した。
「『王様だーれだ!』」
「私か...じゃあ、1番と2番キス!」
...矢田さん?!そんな事全然言わない人だと思ってた...
てか...
私、2番だ...
1番誰??
「あ、また俺?」
カルマじゃん!!よかった、何回だってしたことあるから、あんまりはずかしくないはず!
みんなにはやし立てられながら、私達は近づいた。
そして、どちらからとも無く口を重ねた。
よし、らくしょっ....
『まっ、カルマ、だッ、んっ...!!』
カルマが、なんとも無いような顔で舌をねじ込んできた。
もうここまで来たら止められるカルマではない。力やら何やらでかなうわけがない。
だから、私は応戦した。
互いの口から甘い吐息が漏れる。私はカルマの首に、カルマは私の腰に手を回し、負けじと攻める。
カルマの超絶技巧に意識が飛んでしまいそうになりながらも、私の精一杯で挑む。
結局...
「Aくらいチョロいんだけど」
カルマ、圧勝。
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\( ˙??˙ \三/ ˙??˙)/(プロフ) - 本当におもしろいー続きが気になるー 更新頑張ってください (2017年10月20日 20時) (レス) id: 2702321e8b (このIDを非表示/違反報告)
果樹音*カジュネ(プロフ) - 業Love☆さん» ありがとうございますm(_ _)m七月明けに学校が落ち着くので更新させていただきますね♪ (2017年6月25日 17時) (レス) id: 5b8be6b611 (このIDを非表示/違反報告)
業Love☆ - イエッフウゥゥゥゥゥゥ (2017年6月15日 16時) (レス) id: 06f4426bb7 (このIDを非表示/違反報告)
業Love☆ - 面白かったです!良ければ続き書いて下さい! (2017年6月15日 16時) (レス) id: 06f4426bb7 (このIDを非表示/違反報告)
果樹音*カジュネ(プロフ) - 桜さん» 受験生ですので更新遅いですが、お待ち頂けると嬉しいです。 (2016年9月12日 23時) (レス) id: 8b5cea5cf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:果樹音*カジュネ | 作成日時:2016年7月6日 1時