誘惑の時間 ページ12
『ご主人様〜!』
私は猫撫で声でカルマに近づいた。
「は、え...メイド服...やっば...」
ふふっ、やられてるやられてる♪
「ちょ、最後に一回でいいから...抱きしめさせて」
むむ...私は迷ったけど、なんとなくでOKを出した。
『ちょっとだけですよー?』
そう言って私はカルマの膝に座った。
その途端後ろからギューっと、抱き締められる。
あ...カルマの匂い...
『好きー...』
「自分が誘惑されてどうすんのさ」
私もこれから一週間甘えられないんだ...
頑張ろう...
ひとしきりお互いを堪能したあと、私達は離れた。
『見てなよ、絶対に落としてやるからっ!』
ーーー
『はい、ご主人様、あーんっ』
私はカルマへとハンバーグのささったフォークを差し出す。
かれこれ一時間誘惑してるんだけど...
「はい、どーも」
なんの効果も見られない。
やっぱりカルマは強い。
じゃあ、これならどうだっ?!
『じゃあ次はイチゴ煮オレをどうぞ、はい、お口を開けてください!』
「んー...んっ?!」
私はカルマにイチゴ煮オレを飲ませてあげた。
ー口移しで。
「A待って、キスは反則ってルールじゃん馬鹿...」
...忘れてた←
『ご、ごめんなさい、ついクセで!』
「クセで口移しするメイドとかいるかよ...」
カルマは赤くなりながらそう言った。
それからもあの手この手で誘惑したけど、手応えゼロ。
結局次の日家を出るまでそのままだった。
事件は、家を出た直後に起こった。
「...うっわ家出てすぐ浅野クンに会うとか...」
え、待って...?!
「それはこっちのセリフだ。というかお前...どうしてここにいる?」
『え、あ、え....?!に、日本語?!アナタ日本人デシタカ?!』
gakushuだよね...私がこっちに来る前によくお父さんに頼み込んでやらせてもらってたチャットで話してた...確かドイツ語で...
「ああ、そうだが?なんだ赤羽、お前もAと知り合いだったのか」
「え、いやうん、彼女だけど」
『ヨ、ヨロシクネ...』
「ああ。というか君日本語も喋れたんだな。」
あっ、そうだ、いいこと思いついた...
私はガクシュウクンの元へと向かった。
そして...
『あの、私にキスしてください』
「...ヤキモチでも妬かせたいのか?まあいいだろう、友の頼みだ」
『んっ..』
ガクシュウクンが私に口をつける。
後ろでカルマが目を見開いているのがチラリと見えた。
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\( ˙??˙ \三/ ˙??˙)/(プロフ) - 本当におもしろいー続きが気になるー 更新頑張ってください (2017年10月20日 20時) (レス) id: 2702321e8b (このIDを非表示/違反報告)
果樹音*カジュネ(プロフ) - 業Love☆さん» ありがとうございますm(_ _)m七月明けに学校が落ち着くので更新させていただきますね♪ (2017年6月25日 17時) (レス) id: 5b8be6b611 (このIDを非表示/違反報告)
業Love☆ - イエッフウゥゥゥゥゥゥ (2017年6月15日 16時) (レス) id: 06f4426bb7 (このIDを非表示/違反報告)
業Love☆ - 面白かったです!良ければ続き書いて下さい! (2017年6月15日 16時) (レス) id: 06f4426bb7 (このIDを非表示/違反報告)
果樹音*カジュネ(プロフ) - 桜さん» 受験生ですので更新遅いですが、お待ち頂けると嬉しいです。 (2016年9月12日 23時) (レス) id: 8b5cea5cf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:果樹音*カジュネ | 作成日時:2016年7月6日 1時