初登校の時間 ページ10
ピピピピ...
目覚し時計らしき音が部屋に鳴り響いた。
私はすぐに目が覚めた。今日は確か...6月10日。私が仕事を始める日。
カルマくんは未だに起きない。寝起き悪いのかな...?
『カルマくん、起きてくださいっ』
私はカルマくんを揺さぶって起こした。
赤「うっわ、もう朝とか...はいはい、起きます起きます、あと敬語戻ってるよ？」
わ、無意識に..!
『とにかく早く起きてっっ！早く学校行こう！』
赤「もうわかったってば、わがままだなぁ...」
カルマくんはのそりと起き上がり制服に着替え始めた。私もその横で制服に袖を通した。
赤「...ねえ、俺一応男なんだってば、そんな堂々と着替えちゃダメでしょ？」
え、ダメなの...?!でももう着替え終わったからいいよね！
私達はとりあえず近くのコンビニで軽く朝ごはんを済ませてE組の教室に入った。
...いや、私は一応転校生だからHRの後に紹介されてから入ったけどね...
皆さんとても優しくてビックリなんだけど、私こういう時積極的に喋れない人だからな...
『カルマくん恥ずかしいよ助けて...』
私は顔が見えないくらいピッタリカルマくんの胸に顔を埋めながら抱き着いた。
赤「朝まであんなに元気だったのに...」
前「なんかめっちゃカルマに懐いてんな...」
あ、私がとまらせていただいてることは誰にも秘密なんだ...バレないようにしなきゃ...!
赤「あー、なんか家隣みたいでさ、昨日遊んだんだよね〜」
カルマくんナイスごまかし...!
前「せっかく可愛いんだから俺になつけばいいのにな...」
前原さんは外国の方ですかね？日本人らしくないですね、とっても積極的...
『カルマくんギューってして...』
私は誰にも私の姿を見てほしくなかったからそう頼んだ。
赤「そんな人前で何言ってんの？前原にでもしてもらえば？」
そ、そんな...
赤「これもなれなきゃダメなことだって。みんなと喋れなきゃね？ほら、ちょ、前原パス」
カルマくんは自分から私を引き剥がして近くにいた前原さんに私を押し付けた
前「うわ、カルマ女の子はもっと大事にしろよっ！！Aちゃん大丈夫か？」
前原さんはそう言って、私の顔を覗きこんだ。
は、恥ずかしい...!!
私は思わず再びカルマくんの元へ戻ってさっきと同じ状態になった。
無理だよこんなに人がいるなんて...!!
赤「どんだけ人見知りなの？全く...これで気が済むの？」
カルマくんは抱き締めてくれた。
やっぱり暖かくて落着く...
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果樹音*ｶｼﾞｭﾈ(プロフ) - 桜さん» そうなんですか？！一緒に頑張りましょうね！！いえいえ！楽しみにしてもらえてるのはとてもとても嬉しいので、頑張りますね！！いつもありがとうございます！ (2016年7月6日 1時) (
レス) id: 8b5cea5cf1 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 私も受験生です！！無理言ってすみません。頑張ってください。 (2016年6月29日 23時) (レス) id: ec527a7d46 (このIDを非表示/違反報告)
果樹音*ｶｼﾞｭﾈ(プロフ) - 桜さん» 受験生ですので亀更新です。また、時間があるときの気まぐれ更新ですので気長にお待ちいただければ、と思います！ (2016年6月10日 1時) (レス) id: 8b5cea5cf1 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 更新できますか？？ (2016年6月10日 0時) (レス) id: 712bb3f0d8 (このIDを非表示/違反報告)
果樹音*ｶｼﾞｭﾈ(プロフ) - 理利府さん» わわわありがとうございます；；；；はい！！頑張らせていただきますので、これからもぜひよろしくお願いします！ (2016年6月3日 22時) (レス) id: 8b5cea5cf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：果樹音*ｶｼﾞｭﾈ | 作成日時：2015年10月13日 23時
