熟知の時間&お知らせ ページ50
その後、なぜかどこからともなくお父さんが私達の家に舞い込んできた。
『...なんで来たんですか？』
「決まっているだろう、お前が血を飲むことなど知らないわけがないと、事実を伝えに来たんだよ」
お父さん...耳良すぎない...?てか、
『知ってたんですか？！』
「当たり前だろう？お前に汚い血は飲ませられんからな、いろいろと細工を、ね。」
当たり前のように言い放つお父さんに私もカルマも只々呆れていた。
そしてその後、血を飲まなければ私の耳は普通なんだとも聞いた。
それでもなぜ辞めさせなかったのか...それは、ある事がわかっていたからだそうだ。
「お前のその吸血は、思春期までだ。成長に必要な養分を取ろうと本能で動いてるだけだからな。それまでの辛抱だ。それじゃあ。」
...だそうだ。さらっととても重要なことを言って、またどこからともなく家から出て行ってしまった。
私は、なんだか疲れてしまってカルマの腕にすっぽり埋まって体を預けていた。
「...あのお父さん、やっぱ頭おかしいよ」
カルマが呆れたように言う。
『ホントだよね、よくわかんない人だね...でも、血を吸うのも、終わりが来るって考えたら、なんか、安心したな..』
だって、恋人が血を吸う人だなんて、カルマが可愛そうだもん。
「俺はどんなAでも好きだけどね？
...てか、成長のために血すってんのに、Aってさ...」
カルマは神妙な顔をして私をみる。そして、
「俺が見る限りここしか成長してないんだけど」
そう言って私の胸を指差した。
...胸?!
『カ、カルマの変っ態!!!』
私はカルマに頬を膨らませて怒った。
でもカルマは特に怖がるわけでもなく、笑っていた。
私もいつの間にか笑っていた。
それだけの時間が、私は大好きだった。
いつまでも続けばいいって、何度も思った。
『これからも、ずっとよろしくね』
私は心の中でそう呟いた。
もう、7月末。あと半年とちょっとで、皆ともお別れなのかな。
殺せんせーの暗殺期限まで、残り、8ヶ月。
続編に続く...
こんにちは、果樹音です！カルマくん色の☆や、凄いたくさんの閲覧記録など、本当にありがとうございました。超亀更新にお付き合い下さり本当に感謝しています。
そんなこの作品もついに続編へ!!!
最後変な終わり方ですみません。
まだまだ続くので、おゆるしください。(
ではでは、続編も、ぜひよろしくお願いします！！
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果樹音*ｶｼﾞｭﾈ(プロフ) - 桜さん» そうなんですか？！一緒に頑張りましょうね！！いえいえ！楽しみにしてもらえてるのはとてもとても嬉しいので、頑張りますね！！いつもありがとうございます！ (2016年7月6日 1時) (
レス) id: 8b5cea5cf1 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 私も受験生です！！無理言ってすみません。頑張ってください。 (2016年6月29日 23時) (レス) id: ec527a7d46 (このIDを非表示/違反報告)
果樹音*ｶｼﾞｭﾈ(プロフ) - 桜さん» 受験生ですので亀更新です。また、時間があるときの気まぐれ更新ですので気長にお待ちいただければ、と思います！ (2016年6月10日 1時) (レス) id: 8b5cea5cf1 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 更新できますか？？ (2016年6月10日 0時) (レス) id: 712bb3f0d8 (このIDを非表示/違反報告)
果樹音*ｶｼﾞｭﾈ(プロフ) - 理利府さん» わわわありがとうございます；；；；はい！！頑張らせていただきますので、これからもぜひよろしくお願いします！ (2016年6月3日 22時) (レス) id: 8b5cea5cf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：果樹音*ｶｼﾞｭﾈ | 作成日時：2015年10月13日 23時
