【双星の陰陽師】吸血鬼少女は陰陽師の血と呪力が大好物♪

第11話 ページ12

忘れられない、忘れたくない

あの、口づけを････


私は･･･あの"口づけだけ"を求めているの？

違う････"あの人"を求めているわ

でも、私はあの人には会いたくない

だってまだ････あの感情が分からないから

でも、口づけは何より欲しい

あの人も何より欲しい･････

え、私は･･････あの人が欲しいの？

違う･･･体があの人の者になりたがってる

でも、そんなの無理



だって私は吸血鬼ですもの


人間の血を陰陽師の血を求めて･･･これまで生きてきた


だから駄目なの


昨日の記憶は･･･消えてほしい


〜天馬〜

昨日のは夢か？


そう思った天馬はそっと自分の唇に触れてみた

でも、分からない
　
分かるのはあの、柔らかい唇の感触だけ


吸血鬼でも････あんな顔するんだな

てか、俺は何であいつにキスをした？

分からねぇー

天馬「名前･･･聞いてねぇーや」

　
〜アイ〜

アイ「昨日･･･血吸って無いからちょっとやばいかも･････」


アイは、体調を崩してしまった。



これは吸血鬼にはなってはならない事だった

第12話→←第10話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す