くじら一家の末っ子くん part6

くじらが235匹 ページ10

まずいことになった、俺の存在がバレた
俺が麦わらの一味として参加していることはドフラミンゴは知っているなら、ルフィが参加していることもおそらくバレてるはず、どれがルフィかまでバレているか？俺と同時に登録したからバレている可能性が高い、これからルフィが試合だ。尚更バレる可能性が高い
ああ、くそ、なんでバレた、気をつけていたはずなのに、どうして…いや原因を考えてる余裕なんてないとりあえず今はフランキーたちにどうにか連絡を取らないと工場の破壊の目的はおそらくバレてるはず
今何時だ、取引も中止したほうがいいとりあえず、ハコから電伝虫を取り出して連絡をーー


「おい！！A！！」
『っ、は、ルーシー…』


ずっと声をかけていたらしいルフィに腕を捕まれ人のいないところへと向かう

『…俺の存在がバレた。おそらくルフィが参加していることもきっと相手の予想通り、なんだと思う
もうヤツの手の中だ…何か、何か対策をたてないと』

どうする、どうする、と頭の中で必死に考えていると
ルフィが俺の頭をゴンッ、と頭突きした

『っ！？いた…！？』
「なんとかなるだろ！あんま難しいことごちゃごちゃ考えるなよ！
オレそういうの苦手だ」

にひっ、ルフィが笑う
なんだか泣きそうになる

「にしてもなんでお前の正体バレたときあんなに周りの奴らざわざわしてたんだ？」

チャンピオンのやつのときよりざわついてたよな〜とルフィはのんきに言う


『みんな自然族の力とか…父さんの実の息子だからとか…そういう不安要素が怖いんだよ』
「ふーん、すげぇ能力なのにな」
『…ありがと、試合頑張れよ、流石に目立つところからの応援はできないけど』
「おう！任せろ！」

ちょうど次の試合の選手を呼ぶ声が聞こえたのでルフィの背中をとん、と押す


『頑張れ』


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